2011年9月16日 / 最終更新日 : 2024年2月28日 webmaster 古代の筑後2 筑後平野に突き出す形でそびえるのが高良山。高良山は有力者が覇権を競ってきました。標高312メートルですが筑前・筑後・肥前を見下ろす要衝です。高良山は別名を高牟礼山(たかむれやま)と言い、高良玉垂命を祀る神山として信仰の対 […]
2011年8月15日 / 最終更新日 : 2022年11月4日 webmaster 古代の筑後1 3回にわたり古代の筑後を散歩します。テーマとなるのは古墳・山城・土塁です。今回は八女古墳群を散歩しながら「磐井の乱」(528年)を考えます。 八女市街地の北側にある東西10数キロメートルの八女丘陵の上には4世紀末から […]
2011年7月16日 / 最終更新日 : 2024年1月2日 webmaster 歴史コラム(日本の自然) 塩見鮮一郎「異形にされた人たち」(河出書房新社)に以下の記述があります。 幕末、勤王の志士は天皇を「玉」として担ぎ出した。徳川打倒の思想的根拠を天皇に求めたと言えよう。天皇を担ぎ出したことでイデオロギー主導型の明治維 […]
2010年12月15日 / 最終更新日 : 2022年12月28日 webmaster 歴史コラム(見えるモノと見えないモノ) 昭和20年8月9日午前11時2分、浦上天主堂斜め上方でB29ボックスカー爆撃機が投下したプルトニウム爆弾(爆縮型)が炸裂します。30年の歳月をかけて建設され大正14年に竣工した東洋一の大聖堂はその瞬間に破壊されました。今 […]
2010年11月15日 / 最終更新日 : 2023年10月24日 webmaster 大刀洗飛行場2 私は原地蔵で理容店を営んでいる伊藤月路と言います。今日は私の話を聞いてくださるそうで嬉しく思います。 私は昭和10年に大刀洗飛行場前で生まれました。父は三潴の出身ですが、大正12年に大刀洗に飛行場が出来るということで営門 […]
2010年10月14日 / 最終更新日 : 2024年3月7日 webmaster 大刀洗飛行場1 筑後に日本最大規模の飛行場が存在したことを記憶する人は少なくなっています。そこで2回にわたって大刀洗飛行場を取り上げます。今回は客観的記述を、次回は主観的記述を試みます。以下「大刀洗平和記念館・常設展示案内」「証言大刀 […]
2010年9月15日 / 最終更新日 : 2024年3月21日 webmaster のだめロケ地ツアー 7月11日「筑後川まるごとリバーパーク:のだめロケ地ツアー」に参加したので報告をします。 フジテレビ「のだめカンタービレ」(主演:上野樹里・玉木宏)のロケ地めぐりは複数の方がなされています。映像とロケ地の細い対比はマニア […]
2010年8月16日 / 最終更新日 : 2022年10月16日 webmaster 歴史コラム(イメージの風土学) 福岡県は明治初年に豊前・筑前・筑後という風土の異なる藩を一体化して形成された県です。人の気質には際だった違いがあります。福岡県立美術館「イメージの風土学 ”川”の筑後と”海”の筑前」の図録において丸山豊は「光る砂、輝く泥 […]
2010年7月15日 / 最終更新日 : 2023年12月8日 webmaster ポテトキング3 前回は牛島謹爾の経済的成功を取り上げましたので今回は牛嶋謹爾の政治的努力を描写します。 *本稿は久留米高専中畑義明教授の講演会から得た知見を基礎としていますが文責は私にあります。中畑先生には有用な知見をご教示いただいたこ […]
2010年6月15日 / 最終更新日 : 2023年2月13日 webmaster ポテトキング2 牛島謹爾の評伝小説「花は一色にあらず」(西日本新聞社)の執筆者山田義雄先生は謹爾のアメリカ生活を最初の2年(下積み時代)次の18年(ポテトキングの時代)次の18年(日本人移民指導者の時代)に分類されています。今回は前2者 […]
2010年5月15日 / 最終更新日 : 2023年2月13日 webmaster ポテトキング1 アメリカで「ポテトキング」と称された牛島謹爾について、この歴史散歩でも若干触れてきました。これから3回にわたり牛島謹爾その人についてご紹介します。今回は筑後を舞台とした若き日の牛島を、次2回はアメリカにおける牛島の活躍を […]
2010年3月15日 / 最終更新日 : 2024年2月23日 webmaster 歴史コラム(韻を踏むこと) 日本語は個々の発音が明確なので定型詩は「5・7・5(7・7)」など字数によるリズムにより言葉としての美しさが感じられています。しかし、かかる言語は少数派で、多くの言語における美しさは「韻」(rhyme)で感じられていまし […]