2023年2月20日 / 最終更新日 : 2023年2月20日 webmaster 5者 問題発見型の思考を志向 野家敬一「科学におけるロジックとレトリック」の記述。 新たな知識は暗黙知という言語化できない背景があってこそ「発見」されるものです。その意味でならロジックの知を「問題解決型」の思考、レトリックの知を「問題発見型」の思考と […]
2023年1月20日 / 最終更新日 : 2023年1月20日 webmaster 5者 水のようなリーガルマインド 以前「実務法曹のリーガルマインドは水に似ている」と述べたことがあります(医者35)。この記述を規範に用いて約29年の自分の弁護士生活を振り返ってみます。 1 実務法曹のリーガルマインドは場面に応じて姿を変える。これは意識 […]
2022年12月12日 / 最終更新日 : 2022年12月15日 webmaster 5者 生き残ったマスターピース 村上春樹氏はジェイ・ルービン編「芥川龍之介短編集」(新潮社)序文において「芥川はスコット・フィッツジェラルドと似ている」とした上でこう述べています。 後世に残るいくつもの見事な作品を残したが、流行作家としての忙しさ故に、 […]
2022年11月7日 / 最終更新日 : 2022年11月7日 webmaster 5者 一隅を照らす・地方に生きる 比叡山延暦寺を開いた最澄は「良い菩薩僧を養成するためには南都東大寺戒壇院で小乗戒を受けるのではなく京鬼門の比叡山に大乗戒壇を設け・ここで戒を受け・12年籠って山岳修行することが不可欠だ」と考えました。しかし、この構想に南 […]
2022年9月29日 / 最終更新日 : 2022年10月12日 webmaster 5者 5万人より50人 ボブ・ディランが「ノーベル文学賞」を受賞したときの言葉。 1つだけ言わせて下さい。これまで演奏家として5万人を前に演奏したこともあれば50人のために演奏したこともあります。しかし50人に演奏する方がより難しい。5万人は […]
2022年8月23日 / 最終更新日 : 2022年9月28日 webmaster 5者 自信を持って歩めよ ある著名進学校の国語先生がネット上で次のように書かれていました。 教員よりも頭が良い生徒が多い、そんな職場で働くのは緊張が絶えません。しかしこういうときには彼らから「うん、それで良い・自信を持って歩めよ」と頭を撫でられて […]
2022年7月14日 / 最終更新日 : 2022年10月12日 webmaster 5者 記憶の中の自分と対峙する 葉室麟「柚子は九年で」(文春文庫)の記述。 記憶の中にいる小学生の自分に何と呼びかければ良いのだろう。「わたし」と呼ぶには実感がない。肉体も精神も何もかも違ってしまっている。鏡に映る自分は小学生の頃の「わたし」からみれば […]
2022年6月13日 / 最終更新日 : 2022年10月13日 webmaster 5者 トラブルから抜け出す一手 羽生善治九段は「上達するヒント」(浅川書房)でこう述べています。 これまでにたくさんの数の将棋の本が出版されてきましたが、それが実際の実戦でどれくらい役に立っているのかと思っていました。本に書かれているのは美しく技が決 […]
2022年5月7日 / 最終更新日 : 2022年10月1日 webmaster 5者 プロとアマの違い フェイスブック上で見つけた「看護の名言」に以下の記述がありました。 プ ロ ア マ 1 人間的成長を求め続ける。 1 現状に甘える。 2 自信と誇り。 […]
2022年3月28日 / 最終更新日 : 2022年10月21日 webmaster 5者 買う理由・買わない理由 ネット上で流れてきた次のコトバが良くできていたので備忘録的に残しました。 迷う理由が値段なら買え。買う理由が値段ならやめとけ。 汎用性が高い良い言葉です。形式的に言えば言語的な技術が素晴らしい。真ん中に「 […]
2022年2月24日 / 最終更新日 : 2022年10月12日 webmaster 5者 メタファーという技術 昔、先輩弁護士の講話を拝聴する機会がありました。その先輩は自分の弁護士生活を回顧し最後に「弁護士は学者であり役者でなければならない」という言葉で講話を締めくくられました。聴衆は若い弁護士ばかりだったので「感銘を受けた」 […]
2022年1月19日 / 最終更新日 : 2022年10月13日 webmaster 5者 論理の飛躍の意義と困難性 内田樹先生は御自身のブログで次のように述べておられます。<名探偵の推理こそ「論理的にものを考える」プロセスの模範だと思いますけれど、ここには「正解」を知っていて「作問」している人はいません。(略)名探偵の行う推理という […]