2025年4月20日 / 最終更新日 : 2025年4月20日 webmaster 天国に行くための記憶 2023年8月13日、久留米シティプラザ 久留米座にて『さいごの1つ前』を観劇。この作品に関してはvol.108で触れていますが、演劇評論家柴山麻妃さんが批評を書かれているので再論。 本作の一つの肝は「記憶」。生きている […]
2025年4月17日 / 最終更新日 : 2025年4月17日 webmaster 小頭町公園の桜 公園は時に残酷な歴史を背後に潜ませている。小頭町公園の南端に昭和20年8月11日久留米空襲の慰霊碑がある。この辺りは空襲の被害が最も激しかったところなのだ。多くの日本人にとって桜花は「哀しい生命」の象徴である。桜の樹の下 […]
2025年4月14日 / 最終更新日 : 2025年4月14日 webmaster 幼少期に出会う奇跡 ネット上の記事をふまえて朝ドラ「あんぱん」のミニ考察を。 のぶとたかしは、たかしがのぶの住む町に引っ越してきて出会います。そして友情を育み幼馴染になる2人。これは脚本を担当されている中園ミホさんも取材で明かしているのです […]
2025年4月11日 / 最終更新日 : 2025年3月26日 webmaster コレクションルーム 建築家岩橋先生の「おもちゃのコレクションルーム」。もの凄いコレクションだ(写っているのは極一部)。テレビで紹介されたこともあります。世界中から逸品を取り寄せられています。 私も事務所待合室に多少フィギュアを置いてますけど […]
2025年4月8日 / 最終更新日 : 2025年4月8日 webmaster 渋い建物・品の良い食事 日田温泉の帰りに桜に誘われ偶然立ち寄った「水縄茶寮」(紅乙女酒造耳納蒸留所内)。 芦屋(兵庫県)から移築された渋い建物。 品の良いお食事。美味しくいただけました。 私以外は全員女性客でした。日日是好日。2025/3/30
2025年4月5日 / 最終更新日 : 2025年3月27日 webmaster 寄り添うような気持ち 花房ゆい「遊郭へ・女子ひとりで街歩き」(柏書房)に次の記述があります。 遊郭巡りを始めて間がない頃母にこんなことを言われました。「ゆいちゃんみたいな若くて自由な子が遊郭跡なんかを歩いて、うらやましがった遊女の霊に取り憑か […]
2025年4月2日 / 最終更新日 : 2025年4月2日 webmaster 中江兆民の問答形式 この著作が問答形式で書かれた理由は3つだ(@平田オリザ)。1兆民が演劇好きだった。2哲学は問答形式で成立した。3当時の日本語では対話形式でなければ政治を叙述出来なかった。 『会話』は親しい人同士の「おしゃべり」であり『対 […]
2025年3月29日 / 最終更新日 : 2025年3月29日 webmaster 生まれた時代の空気感 ミュージシャンとして初のノーベル文学賞を受賞したボブ・ディランのキャリア初期「Like a Rolling Stone」の歌詞をタイトルにした映画『A COMPLETE UNKNOWN』。 自分が生まれた時代(1962 […]
2025年3月26日 / 最終更新日 : 2025年3月24日 webmaster 神仏習合って何? 古川順弘「神と仏の明治維新」(洋泉社歴史新書)によれば神仏習合時代の安楽寺天満宮(太宰府天満宮)の御神体は道真自筆「法華経8巻」でした。道真が心血を注いで3年かけて書写したと伝えられていました。ところが神仏分離により当時 […]
2025年3月23日 / 最終更新日 : 2025年3月25日 webmaster 相手方から学ぶ 仏典でダイバダッタはシャカを疎ましく思い殺そうと企てた悪人として描かれます。しかし「法華経」(提婆達多品)においては、シャカが「自分が悟りを開くことが出来たのはダイバダッタがいてくれたおかげだ」と感謝する姿を描いています […]
2025年3月20日 / 最終更新日 : 2025年3月28日 webmaster 経験と習慣 國分功一郎「手段からの解放」(新潮新書)に以下の記述があります(207頁)。 ならば主体が再来するための手がかりはどこになるのか。ヒントのひとつはおそらく習慣(habit)にある。我々はしばしばまず主体があってそれが習慣 […]
2025年3月17日 / 最終更新日 : 2025年4月3日 webmaster カッコ悪い生き方 兼好法師は他人に「人間は40歳前に死ぬのが美しい」と言っておきながら(第7段)自分は70歳頃まで生き延びた人です。老年になって「他人の恋文の代筆までしていた」と伝わります。カッコ悪い生き方。批判する人もいるでしょう。でも […]