5者のコラム 「芸者」Vol.24
弁護士がうなる回文
漫画家弘兼憲史氏は「回文塾」(小学館)で次の回文を紹介しています。
急くな医学 薬害なくせ (兵庫・今倉正史氏)
会談も暗い イラク問題か? (詠み人知らず)
悪いことをしたわ 私男いるわ (千葉・小松正光氏)
クスリのみ 無理するスリム 身のリスク (徳島・佐野勝徳氏)
この 「回文塾」から芸者としての弁護士がうなる回文を4つ紹介します。
1 相談と身の上 鵜呑み とんだ嘘 (詠み人知らず)
依頼者の話を鵜呑みにして手続に入ったら嘘が発覚し困ることがあります。法律相談における話をどこまで信じるべきかは悩ましい問題ですね。
2 医師側三高 合コン騒がしい (岡山・藤井政志氏)
医師の売手市場は当分変わらないと思われます。弁護士は既に三高ではなくなっています。
3 多難 老いらくの恋 この暗い女だ (詠み人知らず)
いい年をとって恋愛にはまると法的手続の対象になる可能性があります。ご用心!
4 世の中ね 顔かお金かなのよ (詠み人知らず)
人間行動の根底には色欲と金銭欲があることを痛感させられることがありますね。