2023年5月24日 / 最終更新日 : 2024年11月5日 webmaster 5者 結びの言葉 この「5者のコラム」も最後の1本になりました。<千里の道も一歩から>という言葉がありますけど、この1000本のコラムも最初の1本からです。最初の「総論」(入門編)をアップしたのが2006年9月17日。漠然とした印象を描い […]
2023年5月13日 / 最終更新日 : 2023年5月2日 webmaster 5者 死化粧が少し上手になった 行き当たりばったりで個々的に書き連ねてきたコラムですが、多少は「体系的見地」を考えていたことがあります。コラム終了を前にして少し振り返ってみますね。 出発点になっていたのは大学の卒業論文です。学者を志したこともある人間 […]
2023年5月8日 / 最終更新日 : 2023年5月8日 webmaster 5者 挫折の危機と克服 長く書き物を続けるに当たっては挫折の危機があります。最初はそれなりのものを書けても脳内ストックが枯渇し後が続かなくなってしまう。私が知っている某モノカキさんも執筆を継続するために努力を継続しておられます。アウトプットを継 […]
2023年5月3日 / 最終更新日 : 2024年11月5日 webmaster 5者 具体的な個々の存在を主張 数学の歴史は人間の抽象化能力拡大の歴史でした。数は具体的にモノを数えるところから出発したと考えられますが、あるときインドにおいてモノと対応しない「ゼロ」という数字の観念が考案されます。インド人は抽象化の能力に秀でていたよ […]
2023年3月27日 / 最終更新日 : 2022年11月29日 webmaster 5者 自分の本当の姿 この年齢(60歳)になって少し自分のことが判ってきた気がします。私は子どもの頃から何かを他人から指示されるのが嫌いでした。他人が自分の行動の目的を決めるという雰囲気を感じただけで、その場から逃げ出したくなる感覚を持つ子ど […]
2023年2月20日 / 最終更新日 : 2023年2月20日 webmaster 5者 問題発見型の思考を志向 野家敬一「科学におけるロジックとレトリック」の記述。 新たな知識は暗黙知という言語化できない背景があってこそ「発見」されるものです。その意味でならロジックの知を「問題解決型」の思考、レトリックの知を「問題発見型」の思考と […]
2023年1月20日 / 最終更新日 : 2023年1月20日 webmaster 5者 水のようなリーガルマインド 以前「実務法曹のリーガルマインドは水に似ている」と述べたことがあります(医者35)。この記述を規範に用いて約29年の自分の弁護士生活を振り返ってみます。 1 実務法曹のリーガルマインドは場面に応じて姿を変える。これは意識 […]
2022年12月12日 / 最終更新日 : 2023年10月29日 webmaster 5者 生き残ったマスターピース 村上春樹氏はジェイ・ルービン編「芥川龍之介短編集」(新潮社)序文において「芥川はスコット・フィッツジェラルドと似ている」とした上でこう述べています。 後世に残るいくつもの見事な作品を残したが、流行作家としての忙しさ故に、 […]
2022年11月7日 / 最終更新日 : 2022年11月7日 webmaster 5者 一隅を照らす・地方に生きる 比叡山延暦寺を開いた最澄は「良い菩薩僧を養成するためには南都東大寺戒壇院で小乗戒を受けるのではなく京鬼門の比叡山に大乗戒壇を設け・ここで戒を受け・12年籠って山岳修行することが不可欠だ」と考えました。しかし、この構想に南 […]
2022年9月29日 / 最終更新日 : 2024年10月13日 webmaster 5者 5万人より50人 ボブ・ディランが「ノーベル文学賞」を受賞したときの言葉。 1つだけ言わせて下さい。これまで演奏家として5万人を前に演奏したこともあれば50人のために演奏したこともあります。しかし50人に演奏する方がより難しい。5万人は「 […]
2022年8月23日 / 最終更新日 : 2022年9月28日 webmaster 5者 自信を持って歩めよ ある著名進学校の国語先生がネット上で次のように書かれていました。 教員よりも頭が良い生徒が多い、そんな職場で働くのは緊張が絶えません。しかしこういうときには彼らから「うん、それで良い・自信を持って歩めよ」と頭を撫でられて […]
2022年7月14日 / 最終更新日 : 2023年10月29日 webmaster 5者 記憶の中の自分と対峙する 葉室麟「柚子は九年で」(文春文庫)に以下の記述。 記憶の中にいる小学生の自分に何と呼びかければ良いのだろう。「わたし」と呼ぶには実感がない。肉体も精神も何もかも違ってしまっている。鏡に映る自分は小学生の頃の「わたし」から […]