2016年7月13日 / 最終更新日 : 2022年10月12日 webmaster 5者 法曹こそ世間で営まれている実践を研究する必要がある 大学の卒論で「実践哲学の復権」という知的潮流と法的議論の関係を論じました。次の見解をふまえたものです(田中成明「法的思考とはどのようなものか」有斐閣)。 全般的に、実践哲学の復権を目指す幾つかの潮流において、実践的議論の […]
2016年6月13日 / 最終更新日 : 2023年11月2日 webmaster 5者 開かれた社会・大人の思考 目先のリスクを怖がると、かえって巨大なリスクを呼び込んでしまう。ストレスは本人にとり激しい苦痛だが、ストレスを乗り越えるところに事後の成長のための秘密が隠されている。大人には中長期的・複眼的な思考が不可欠だ。最近の社会風 […]
2016年5月9日 / 最終更新日 : 2023年11月2日 webmaster 5者 何をすべきでないか・不作為規範 中村修治さんがFBで次の文章を引用されていたので孫引きします。 いいものというのは「やりすぎ」がない。いいものを作れる人というのは「何をやるべきか」を判っている以上に「何をすべきでないか」判っている。何かをしないとい […]
2016年3月28日 / 最終更新日 : 2023年10月27日 webmaster 5者 それでも、なれなかった人よりは良いのか プロ棋士大平武弘さんがブログで呟いています。 テレビのハードディスクを整理していて気になっていた番組をまた見ました。「怒り新党」という番組。描いていた夢と違う形で仕事するその人は幸せか?そんな感じの話。たとえば棋士を志し […]
2016年2月17日 / 最終更新日 : 2023年10月27日 webmaster 5者 αバージョンとβバージョン 糸井重里「インターネット的」(PHP文庫)に以下の記述があります。 1万人のユーザーに無料で配ったαバージョンのソフトに、仮に100のバグ(プログラム上のミス)があったとしたら、それに制作者は修正を加えてβバージョンをつ […]
2016年1月18日 / 最終更新日 : 2023年10月27日 webmaster 5者 電車内痴漢男の「膜」 田房永子氏のブログ「女印良品」に次の記述があります。 彼ら(痴漢男)にとっては自分が相手に加害を加えているというよりも自分の世界、自分の半径1メートルを覆う膜のようなものの中に女の子が入ってきたという感覚なんだ。ハタか […]
2015年12月11日 / 最終更新日 : 2023年10月27日 webmaster 5者 「未開の思考」なるものは存在しない レヴィ=ストロース「野生の思考」(La Pansse Sauvage)の翻訳者である大橋保夫氏は、この著作の狙いを次のように解説しています(日本語版・みすず書房)。 本書の直接の主題は文明人の思考と本質的に異なる「未開の […]
2015年11月2日 / 最終更新日 : 2023年10月27日 webmaster 5者 学問とはビョーキである ある日のフェイスブックへの投稿。 法律業界では法科大学院の是非を巡る議論が盛んに行われているが、広い視点で見れば大学院重点化構想はかなり以前から文部科学省により推進されてきた。文科省は学問というマーケットを広げるべく、大 […]
2015年9月28日 / 最終更新日 : 2022年10月15日 webmaster 5者 自然界は弱肉強食か? <問>自然界は「弱肉強食」と言うとおり弱い者が強い者に捕食される。でも人間の社会で何故それが行われないのでしょうか?文明が開かれたころは種族同士の争いが行われ弱い者は殺されていきました。ですが今日の社会では弱者を税金だの […]
2015年8月26日 / 最終更新日 : 2023年11月2日 webmaster 5者 隠喩の意義と問題点 このコラムは弁護士業務を隠喩(メタファー)で論じる企てです。そもそもメタファーって何なのでしょう?「人生は旅である・恋は盲目である」がメタファーの例です。「AはBである」という文章が隠喩であるとはどういうことなのか?少し […]
2015年7月14日 / 最終更新日 : 2023年10月30日 webmaster 5者 人間性の最後の砦 内田樹ブログに以下の記述がありました。 どれほど世の中が崩れても崩れずに残るものがある。それなしでは人間が集団的に生きてゆくことができない制度は、どんな場合でも残るか、あるいは瓦礫のなかから真っ先に再生する。どれほど悲惨 […]
2015年6月10日 / 最終更新日 : 2023年2月3日 webmaster 5者 将来何らかの形で点が繋がる このHPを立ち上げたのは県弁副会長職を全うして時間が出来たとき。会務に忙殺されながら私的業務をこなすことに慣れてしまったため、会務が終了したことで急に暇になってしまったのです。 私は中学生2年生の頃からアマチュア無線を […]