2009年3月16日 / 最終更新日 : 2023年5月4日 webmaster 5者 シャーマニズムと感情転移 超自然的存在と交流して治療や祭儀などを行う呪術的職能者(シャーマン)を中心とする宗教形態「シャーマニズム」があります(「岩波小辞典・社会学」114頁)。東北のイタコや南西諸島のユタが有名です。神霊と交流を行うときのシャー […]
2009年2月6日 / 最終更新日 : 2024年7月11日 webmaster 5者 「行って帰る」物語 大塚栄志「ストーリーメーカー」(アスキー新書)は概ねこう述べます。 物語の基本は「行って帰る」だ。未知のものに触れて・そこから帰ることで人は元の場所の意味を知ることになる。主人公はそのために「境界線を越える」必要がある。 […]
2009年1月4日 / 最終更新日 : 2023年10月19日 webmaster 5者 法説・喩説・因縁説 津田前秀氏は「僧侶が語る易ト十二支の法話」(文芸社)でこう述べます。 仏教では、仏さまは法を説かれるとき、その内容を聴聞している人々に分かりやすくするために「法説(教義の根本をストレートに説く)」「譬説(譬え話を中心 […]
2008年11月25日 / 最終更新日 : 2022年10月9日 webmaster 5者 サービス業者の愚痴・対人職の受難 有限会社ハギジン企画「お客様は悪魔です」(かんき出版)は顧客の理不尽な行動に対するサービス業側の愚痴を集めています。いくつかを紹介します。 1 「いい部屋にしてね」。だから値段によるんだってばっ。(温泉観光ホテル予約係) […]
2008年10月19日 / 最終更新日 : 2023年10月19日 webmaster 5者 諦めさせること(勝つ見込みがない事案への対処) 「引導を渡す」という言葉は決断がつかない人に対して最終決断を迫ること・何らかの思いを断念させること、という意味で使用されます。引導とは読んで字のごとく「引き導く」こと、俗人の世界に残ろうとする死者を諭し・戒律と教えを授け […]
2008年9月13日 / 最終更新日 : 2024年9月24日 webmaster 5者 弁論における論理性と情熱性 「440HyperBlog」に滝井繁男・元最高裁判事の発言があります。 最高裁判所の法廷には他の法廷とは異なる独特の雰囲気があって、限られた時間内にどのような弁論をするのが有効適切なのかは、当事者にとって悩ましく思うこと […]
2008年8月5日 / 最終更新日 : 2023年10月30日 webmaster 5者 易者知と学者知の調和 池内了氏は「疑似科学」をこう分類します(「疑似科学入門」岩波新書)。 第1種疑似科学 難問を解決したい・未来がどうなるか知りたい、そんな人間の心理につけ込み、科学的根拠のない言説によって人に暗示を与えるもの。 第2種疑 […]
2008年7月3日 / 最終更新日 : 2023年10月30日 webmaster 5者 国選弁護人の役割 国選弁護人がどんな気持ちで遂行しているのか世間は気にもかけません。こんなやつの弁護を引き受ける弁護士の気が知れないと罵倒する人もいます。被告人は資格を有する弁護人に弁護をしてもらう権利を保障されています。だから国が弁護人 […]
2008年5月24日 / 最終更新日 : 2023年10月19日 webmaster 5者 弁護士報酬はお布施ではない 「お布施」は葬式で遺族がお坊さんに渡す金員を指します。遺族にとってこれを幾らにするかは悩ましい問題。一般市民にとり「お布施」とは相場を隠すことにより支払う側に無言のプレッシャーをかけるお寺側の呪いではなかったか?私はそう […]
2008年4月16日 / 最終更新日 : 2023年12月17日 webmaster 5者 世間と折り合いを付けること 「ハーメルンの笛吹男」で著名な阿部謹也教授の晩年の主張を私なりに(乱暴に)整理すれば概ね以下のようになります。 日本の学者は庶民が対峙している「世間」を問題にせずに輸入学問としての「社会」を議論している。しかし「社会」は […]
2008年3月15日 / 最終更新日 : 2023年10月30日 webmaster 5者 法曹の質の評価基準 日弁連法務研究財団「法と実務6」(商事法務)は法曹の質をこう整理します。 1 人格識見に関する要素 イ柔軟な思考力・優れた判断力 ロ人権感覚 ハ高い倫理感 ニ自己研鑽の意欲 2 法実務に関する要素 イ法的基本知識 ロ事実 […]
2008年2月5日 / 最終更新日 : 2023年10月10日 webmaster 5者 法律家を規定する規範 経験法学研究会(川島・碧海・平野等)は「科学としての法律学」を合い言葉に法律学の相対化を試みていました。隣接諸科学との連携を重視し法律学の専制を戒める自制的な研究はアメリカから輸入されたリアリズム法学とともに一世を風靡し […]