5者のコラム 「芸者」Vol.87

仕事の疲れを癒やす温泉

仕事の疲れを癒すのは何と言っても温泉です。九州には由布院という温泉の聖地があり仕事の疲れをまったりと癒すことが出来ます。以下は事務所旅行として「山荘無量塔」を使った前後にFBに書き込んだものです。(前)この職業は脳を使う仕事だと世間的に思われている向きもあるが、実際にやってみると本当に「頭を使う」のは訴状・準備書面の作成や尋問事項を考えているときくらいで、他の大半は「気を使っている」のである。長い準備書面を書いても疲れないのだが(肩がこるくらい)多くの来所者との面談をこなすと帰宅時にはどどっと疲れている。両者を同時に癒すのに最適なのは温泉に行くことだ。出来ればマッサージを受けられると極楽である。明日は由布院への事務所旅行だ。由布院にはK・T・Mという3大高級旅館がある。これまでKとTは行ったことがあるが、明日は念願のMに宿泊。今から楽しみです。(後)別荘を持ちたいとは思わない。年に何回かしか使わない建物に費用をかけようとは思わない。が別荘用の素敵な建物を1日だけ借りられるとしたら?その建物は独立しているが近くに重厚な母屋があり見事なバーがある。建物は北国から移築されたもので太い柱と梁がある。囲炉裏端があるのに洋風のラウンジもある。1階は和風なのに2階は洋風の造り。調度品や掛け軸や生けられている花に禅文化の香りが漂う。多くの宿泊者は用意された作務衣に着替える。敷地内に蕎麦屋があり・喫茶店があり・複数の美術館がある。静かな音楽が流れる。Mは旅館ではない。KやTは高級で素敵な旅館だが、あくまで旅館である。が「無量」という仏教概念を冠するMは旅館ではない。1日だけ借りることができる別荘なのだ。