2009年10月19日 / 最終更新日 : 2023年10月29日 webmaster 医者 自然治癒力の意義 ヒポクラテスは次のように述べます(「古い医術について」岩波文庫)。 ところで私の論敵はこう言うであろう、病気になったとき医者にかからなくても回復した人が現にたくさんあるではないか、と。これには私も同意見である。しかし、医 […]
2009年10月15日 / 最終更新日 : 2023年10月29日 webmaster 役者 面とペルソナ 社会学において「ペルソナ」はこう説明されます(「岩波小辞典社会学」)。 舞台俳優の付ける仮面の意味から転じて、対人関係での”役割”や自我に見られる”演技性”や”虚構性”を示す。パーソナリティの語源でもある。 他方、中 […]
2009年10月6日 / 最終更新日 : 2023年10月29日 webmaster 易者 占いと法律業務のビジネスモデル 露木まさひろ「占い師!」(筑摩書房)に以下の記述があります(316頁)。 戦後の「第2次近代化」のなかで日本はビジネス優先の色合いを濃くしていった。ムラに出没した流浪の占い師や都市の片隅で光明を灯す占い師といった「異 […]
2009年10月2日 / 最終更新日 : 2024年1月14日 webmaster 芸者 難局に対処する技術1 田中綾子他「クレーム対応のプロが教える心を疲れさせない技術」(青春出版社)からストレスの思考パターンとコーピングスキルをご紹介します。 1 ストレスを生み大きくしてしまう思考パターン(36頁) ①白黒思考(物事を極端な2 […]
2009年9月24日 / 最終更新日 : 2024年3月19日 webmaster 5者 欲望の低下と浅い不寛容 精神科医・斉藤環氏はこう述べます(毎日新聞「時代の風」09/6/28)。 近年若い世代を中心に欲望の水位が低下していると言われる。確かに私の臨床現場でもかつてのように浪費や借金が問題となることは少なくなった。むしろ問題な […]
2009年9月16日 / 最終更新日 : 2023年12月17日 webmaster 学者 道路舗装工事のようなコラム作成 我妻栄博士は「民法講義Ⅳ」(岩波書店)の序文でこう述べます。 民法講義ⅠからⅦまでを書こうとする私の仕事はわが国の道路舗装工事に似ている。終点まで完成する前に初めの方が破損して用をなさなくなり、乏しい予算で補修工事と新設 […]
2009年9月7日 / 最終更新日 : 2023年12月17日 webmaster 芸者 付き合う女性の分類? 浅川夏樹氏は「夜の銀座の資本論」(中公新書ラクレ)でこう述べます。 何より、お金を稼ぐ方はお金の「使い方」が上手です。上手というより別の面でいえばシビアです。付き合う女性に対しても、相手の立場によって、お金の払い方を […]
2009年9月3日 / 最終更新日 : 2023年12月17日 webmaster 医者 クライアントからの敬意と感謝 里見清一「偽善の医療」(新潮新書)はこう述べます。 自らの信条はともかく「患者は今や顧客と扱うべき」だとか率先して「患者様と言え」と下に指導するような医師の矜持や使命感をドブに捨てたような発言をする管理職が私の身近に […]
2009年8月25日 / 最終更新日 : 2023年12月17日 webmaster 易者 薬物による認識作用の変容 オルダス・ハクスリー(1894-1963)が書いた「すばらしい新世界」(1932年)はジョージオーウェル「1984」と並ぶ逆ユートピア小説として著名な作品です。 ハクスリーは1960年代にある種の青年たちのアイドル的存 […]
2009年8月21日 / 最終更新日 : 2023年12月17日 webmaster 役者 陳述書の方法論(創造的契機・破壊的契機) 国弘威雄氏は、師匠である橋本忍氏から何度も何同じシーンを書かされ、1字も書けなくなったときにこう言われたそうです(中園健司「脚本家」西日本新聞社)。 どうして書けないんだ。いや、大体、君はそこのシーンをうまく書こうと思う […]
2009年8月17日 / 最終更新日 : 2023年12月17日 webmaster 5者 世襲の意義と問題点 永井明氏は「医者が尊敬されなくなった理由」(集英社文庫)でこう述べます。 親の仕事を間近に見て育てば、良くも悪くも、お医者さんがどんな仕事かということはわかる。もちろん個人差があり、その理解の仕方はいろいろだろう。しかし […]
2009年8月7日 / 最終更新日 : 2023年12月17日 webmaster 役者 犯罪に対するクールな認識 浜井浩一編著「家族内殺人」(洋泉社新書y)に次の記載があります。 犯罪や環境問題に限らず最近のマスコミ報道の作り出す社会問題にはかなり脚色されたものが多い。これは視聴率競争の中でニュース報道が劇場化し脚色されているためで […]