2018年2月14日 / 最終更新日 : 2024年2月20日 webmaster 危機に立つアメリカの弁護士 日弁連会誌「自由と正義」(2016年10月号)に「危機に立つアメリカの弁護士」と題する論文が発表されています(吉川精一弁護士執筆)。弁護士の10年後・20年後の姿を見極めるために重要な論考なので要約文を作りました。誰かの […]
2017年12月13日 / 最終更新日 : 2022年10月11日 webmaster 自由財産の拡張申立 破産手続における管財人の職務は破産財団を占有・管理・換価した上で債権者に平等に分配することにあります。管財人が就任して直ぐ管理開始する財産を「現有財団」といい、これを法が定める規範的な姿(法定財団)に一致させるべく努め […]
2017年10月16日 / 最終更新日 : 2024年5月5日 webmaster 筑後部会の弁護士過疎 九州弁護士会連合会の理事になる直前に同会機関誌(九弁連だより05年3月号)に投稿したものです。筑後部会の状況がご理解いただけるかと思います。(本稿は09年2月27日にアップしたものですが相当の時間が過ぎたので補訂しました […]
2017年8月17日 / 最終更新日 : 2024年5月5日 webmaster 心療内科の視点 交通事故被害者には心療内科疾患がしばしば見受けられます。心療内科疾患は整形外科医から理解されがたく保険会社社員や代理人弁護士からも不合理性を追及されることが多々あります(酷いときには「詐病」扱いされます)。被害者なのに自 […]
2017年7月21日 / 最終更新日 : 2024年5月5日 webmaster 電話会議方式による理事会の可否 かつて医療法は医療法人の機関として社員総会と理事に関する規定しか置いていませんでした。しかし医療法人の透明性の確保とガバナンス強化のため、第7次医療法改正に於いて理事会に関する規定が新設されました。ゆえに医療法人を運営す […]
2017年6月26日 / 最終更新日 : 2022年10月11日 webmaster 法律相談センターの行く末 筑後の法律相談センターが開設されたのは私が弁護士登録する1年半前。法律相談センターを所与として私は育ち恩恵を受けてきました。その恩に報いるため私は多少その責任を担ってきました。以下は相談者の減少に関してFB上で議論した […]
2017年5月1日 / 最終更新日 : 2024年5月5日 webmaster 偶然性の主張立証責任 保険金請求訴訟で「偶然性の主張立証責任」がいずれにあるかは直接に訴訟の帰趨を決する重大な問題です。性質上これらは白か黒かではなく灰色すなわち「よく判らない」という流れになることが多く、かかる場合は主張立証責任を負う側が敗 […]
2017年2月24日 / 最終更新日 : 2024年5月5日 webmaster 精神医療と近隣住民の不安 精神障害者による犯罪が発生すると(比較的軽いものでも)近隣住民から精神医療施設に対し苦情が出ることがあります。以下は通院患者による軽犯罪に関して精神医療施設に出された近隣住民の苦情に対し当職が医療施設側で起案した説明文の […]
2016年12月7日 / 最終更新日 : 2024年5月5日 webmaster 因果関係の意味・医学と法学 「因果関係」という言葉は、医学と法学で異なる意味で使われています。自然科学に属する医学と社会科学に属する法学の存在意義の違いにもとづくものと言っても良いでしょう。 1 医学的因果関係 自然科学に於ける因果関係は前提事 […]
2016年10月25日 / 最終更新日 : 2024年5月5日 webmaster 自賠責と弁護士費用 交通事故による損害賠償請求訴訟において、弁護士費用を認容額の10%程度、相当因果関係のある損害として加害者に負担させるのが判例の一般的な見解です。例えば5000万円を基本損害とすると500万円の弁護士費用分が加わります。 […]
2016年8月1日 / 最終更新日 : 2024年5月5日 webmaster 移送の申し立て 裁判所間で裁判権を・どの裁判所が・どの範囲で行使するかを決めることを「管轄権の定め」と言い、訴訟法で規定されています。管轄権のある裁判所に訴訟を提起した場合、その裁判所で審理をするのが通常ですが、その裁判所の判断で他の裁 […]
2016年5月11日 / 最終更新日 : 2024年7月10日 webmaster 弁護士会ADR2 「弁護士会ADR」(13/9/30)で裁判外紛争解決手続につき報告しています。今般、2回目のADR仲裁人を担当たので、その報告です。 本年2月15日、弁護士会事務局から「2月に申立が為された事件について仲裁人を引き受け […]