久留米版徒然草 Vol.20

何もしない凄み

「良かれと思った終活で我が家も貯金も失った人たち」なる特集記事(週刊ポスト)を拝見。
 激しく共感。齢を重ねたら「何もしない凄み」を認識すべきです。終活するのは個人の自由という考え方もあり得ますが、周り(特に子)の迷惑も考えましょう。具体例①子と同居してしまう②老人ホームに入ってしまう③投資に手を出してしまう④がんの手術を受けてしまう⑤再婚してしまう⑥地域デビューしてしまう⑦子に余計な一言を言ってしまう。(以下、FB友との議論)
1私 終活は「他人の商売のネタ」であることが多いのです。
 N 商売のネタだから流行るんですよね。「葬儀社と契約してしまう」というのもありますね。
 私 「弁護士と契約してしまう」というのもありますね(笑)。
2M 子との同居=実効支配なので他の相続人との関係で揉める原因になります。一度家を出たならケジメをつけるべきです。遺言も変なのがあって、よく判らぬ「専門家」に関与させて訳わからんことになっていることがあります。
 私 そのとおりです。「変な遺言」なら、しないほうがマシですね。
3K え?「ガンの手術」ってダメなんですか?
 私 がんの種類とステージにもよるけど手術によるメリット(延命利益)とデメリット(時間損失・リスク・費用・QOLの低下)など比較考量すると高齢者の場合は良くないことが多い。高齢になってステージの進んだガンになったら残された時間を有効に使ったほうが良いみたいよ。

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