2011年5月12日 / 最終更新日 : 2023年12月20日 webmaster 役者 まさに弁護士こそは偽善者である 佐藤忠男氏はこう述べています(「見ることと見られること」岩波現代文庫)。 人間を、より良い存在でありたい自分と本当の自分と、というふうに2つの存在の矛盾で成り立っているものとして考えるとき、これを演劇になぞえることが便利 […]
2011年4月15日 / 最終更新日 : 2023年12月20日 webmaster 役者 表層演技と深層演技 井上俊・船津衛「自己と他者の社会学」(有斐閣)に次の記述がある。 例えばセールスやサービス関係の仕事とりわけ接客の仕事では「お客様にはいつも笑顔で接し決して不快感を与えないように」といった要請が課され、それにふさわしい表 […]
2011年3月22日 / 最終更新日 : 2023年12月20日 webmaster 役者 会田誠のすすめ 私が通った大学は東京の多摩地区にあり、近くには武蔵野美大・多摩美大・国立音大など芸術系の大学が多数ありました。私はアルバイトを通して芸術系の学生と友達になり、大きな影響を受けました。好きな仕事を選んで勝手に生きたいという […]
2011年2月14日 / 最終更新日 : 2022年10月6日 webmaster 役者 若手とベテランの役割分担 漫才における基本的な役割分担は「ボケ」と「突っ込み」です。1人が常識を離れた見地から「ボケ」をかまし、1人が常識的な見地から鋭く「突っ込む」というのが漫才の基本形です。私は役者28(09/6/24)で「判決に向かう場合 […]
2011年1月7日 / 最終更新日 : 2022年10月12日 webmaster 役者 陪審と裁判員 ピーター・アーリンダー氏の講演内容。 アメリカの特徴は当事者主義であり当事者主義の構造のなかで陪審制が導入されている。裁判官はレフェリーであって陪審とは独立している。両チームが戦っているときに積極的な役割をはたすのでは […]
2010年11月19日 / 最終更新日 : 2023年10月27日 webmaster 役者 中高年男性の自殺 初めて見た芝居はアーサー・ミラー「セールスマンの死」。劇団昴・主演久米明でした。 ウィリー・ローマンは63歳の老セールスマン。トランクを2個持ちアメリカ東部をセールスしている。昔ほど売上がとれず長距離の運転も体にこたえる […]
2010年10月1日 / 最終更新日 : 2023年10月22日 webmaster 役者 古代ギリシャ悲劇の構成 島田雅彦「100分で名著:ソポクレス・オイデイプス王」に次の記述があります。 吟遊詩人の1人語りによって伝えられる英雄叙事詩から複数人が登場する対話劇の形式へ。身体を持った役者を使い対話の中で物語を観客たちに伝えていく。 […]
2010年9月2日 / 最終更新日 : 2022年12月11日 webmaster 役者 争わない生き方・争う生き方 弁護士界の大先輩である西中努先生(大阪弁護士会)は「ベテラン弁護士の『争わない生き方』が道を拓く」(ぱる出版)でこう述べています。 弁護士の仕事というと人の争い事で儲けていると思われるかもしれませんが、それは大きな誤解で […]
2010年8月2日 / 最終更新日 : 2023年8月3日 webmaster 役者 仕事に対する違和感 佐野史郎氏は「怪奇俳優の演技手帳」(岩波アクティブ新書)で述べます。 台詞を言っていて違和感があり身体にウソをついていると気がつくことがあります。もちろん新人のときなど、そうは思っても監督には言い出しにくいものです。日 […]
2010年7月6日 / 最終更新日 : 2022年10月6日 webmaster 役者 あっぱれ千両役者 小谷野敦氏は「大河ドラマ入門」(光文社新書)において織田信長・豊臣秀吉・徳川家康を誰が演じたか、以下のように整理しています(47頁)。 (織田信長) (豊臣秀吉) (徳川家康) 太閤記(6 […]
2010年5月24日 / 最終更新日 : 2023年5月11日 webmaster 役者 場面にふさわしい仮面 私は役者31において「面とペルソナ」に言及しています。プロの役者さんは素顔のままで役を演じることが出来ますが、素人は仮面を付けた方が良く演じることが出来るようです。役柄を素顔のまま演じるためには相当の訓練を必要としますけ […]
2010年4月9日 / 最終更新日 : 2023年12月17日 webmaster 役者 依頼者との付き合い方 演劇プロデューサー北村明子氏は、天才野田秀樹と付き合うために以下のようなルールを自分に課していたそうです(「だから演劇は面白い」小学館101新書)。 1つ目は「プライベートな深い付き合いはしない」ということ。野田さんは人 […]