2012年12月7日 / 最終更新日 : 2023年12月20日 webmaster 5者 弁護士と住宅ローン 池上彰「お金の学校」(朝日新書)に次の記述があります。 この住宅ローンは金額が大きいだけあって利用者にとってもリスクはあるわけですが、貸す側のリスクも高い。そのため他の自動車ローンなどに比べて審査が厳しくなっています。特 […]
2012年11月2日 / 最終更新日 : 2024年9月5日 webmaster 5者 弁護士が語る定型文句 相談者に語る定型文句に「あなたが思うほどは*ではない」というものがあります。楽観的過ぎる人に対しては「あなたが思うほどは良くない」と言いますし、悲観的過ぎる人に対しては「あなたが思うほどは悪くない」と言います。相談者が「 […]
2012年9月28日 / 最終更新日 : 2023年12月20日 webmaster 5者 壁と卵のメタファー 村上春樹氏はエルサレム賞受賞式で以下の有名なスピーチを行いました。 ひとつだけメッセージを言わせてください。個人的なメッセージです。これは私が小説を書くときに常に頭の中に留めていることです。紙に書いて壁に貼ってあるわけで […]
2012年8月22日 / 最終更新日 : 2023年10月19日 webmaster 5者 芸者的要素と対抗しうる価値 河野真樹氏はブログで次のように嘆いています。<先輩たちが驚くような若手の弁護士たちの話が伝わってきます。「依頼者に従順な弁護士が増えている」。こう書けば、あるいは市民のなかには、それのどこが悪いんだ、そんなことを先輩がこ […]
2012年7月12日 / 最終更新日 : 2022年10月5日 webmaster 5者 1.2.3.4.5 1 1つという言葉には他に代えがたい響きがある。1つしかないという言い方が人の感情を動かす。唯一という言葉の魅惑的響き。ナンバーワン・オンリーワンという官能的リズム。「今・ここ」という再現不可能な輝き。一神教の厳格さと恐 […]
2012年6月6日 / 最終更新日 : 2023年10月30日 webmaster 5者 道楽と生計の相克 ライブドアニュースに次の記述があります。 日本の漫画家トップ100の印税収入の平均は約7000万円だと「海猿」「ブラックジャックによろしく」などで知られる漫画家の佐藤秀峰さんが自身のツイッターでつぶやいている。佐藤さんは […]
2012年5月7日 / 最終更新日 : 2023年10月30日 webmaster 5者 法律業界における「セーの法則」 供給が需要を作りだすという「セーの法則」はケインズによって否定されました(「雇用・利子・お金の一般理論」講談社学術文庫76頁)。しかしながら司法改革推進論者は「セーの法則」を信奉している感があります。坂野智憲弁護士はブロ […]
2012年3月28日 / 最終更新日 : 2024年1月14日 webmaster 5者 書き続ける動機 加藤新太郎判事は「弁護士役割論」(弘文堂)でこう述べます。 本書の目的とする規範的観点からの弁護士の役割研究にあたっては実体法からの研究はもとより裁判法ないし司法運営論を含む民事手続法レベルにおける吟味に加えて倫理の面か […]
2012年2月20日 / 最終更新日 : 2023年10月19日 webmaster 5者 リスクとデインジャー・最後まで生き残る力 内田樹教授はブログでこう述べています。 危機には「リスク」と「デインジャー」の二種類がある。「リスク」というのはコントロールしたり、ヘッジしたり、マネージしたりできる危険のことである。「デインジャー」というのは、そうい […]
2012年1月13日 / 最終更新日 : 2023年10月19日 webmaster 5者 「願い人来たれ」の看板 昨年、石橋文化会館小ホールにおいて久留米市の劇団0(ゼロ)公演「あわぶくたった・贄たった」を観劇。内容は概ね以下のとおりです。いろんな人が悩んでいます。不治の病で余命数ヶ月の女性。立ち上げた会社が倒産寸前の男性。不良化す […]
2011年12月5日 / 最終更新日 : 2024年1月14日 webmaster 5者 サービス業と聖職者 現在、弁護士をサービス業と言い切る人は少なくありませんが、少し前までかような言明は毛嫌いされていました。では昔の弁護士はどのような存在として自己を認識していたのでしょうか? 河野真樹氏はブログでこう述べています。 サー […]
2011年11月1日 / 最終更新日 : 2024年9月1日 webmaster 5者 ブリコラージュの意義 岡敦氏はレヴィ=ストロースが「野生の思考」で展開した「ブリコラージュ」を次のように説明しています(「強く生きるための古典」集英社新書)。 残骸のようにして経験が散らばっている。役に立たない半端な技術、使い道のない知識、断 […]