2007年12月2日 / 最終更新日 : 2023年10月30日 webmaster 学者 クレーマーへの対処 諏訪哲二「学校のモンスター」(中公新書ラクレ)がモンスターの行動を紹介しています。例: ・大学進学に必要のない科目の授業は受けなくて済むよう求める。 ・暴力団とのつながりをほのめかして、要求を通そうとする。 ・教師 […]
2007年11月24日 / 最終更新日 : 2023年10月30日 webmaster 医者 妄想性人格障害と刑事弁護 妄想性人格障害の概念につき「ICD-10」は次のように述べます(医学書院)。以下によって特徴づけられる人格障害(F60・0) a 退けられたり拒まれたりすることに過度に敏感であること b ずっと恨みを抱き続ける傾向 侮ら […]
2007年11月20日 / 最終更新日 : 2023年10月30日 webmaster 役者 やり甲斐のある事件に仕立てるマスコミ つかこうへいが弱冠25歳で戯曲賞を得た名作「熱海殺人事件」は次の筋書きです。 警視庁、木村伝兵衛部長の捜査室。そこへ富山県警から若い刑事熊田が赴任してくる。婦警の水野を加えた3人が捜査するのは熱海の海岸で同僚山口アイ子を […]
2007年11月11日 / 最終更新日 : 2023年10月15日 webmaster 5者 メデューサの視線・法律家の心の健康 メドゥーサは大洋の果てに住む怪物ゴルゴーンの美しい娘。その美しさにより海神ポセイドーンの愛を受け、天馬ペガサスを産みます。しかし嫉妬深い女神アテナの呪力によりメドゥーサは髪の毛が全て蛇という恐ろしい姿に変えられてしまいま […]
2007年11月7日 / 最終更新日 : 2023年10月15日 webmaster 役者 耳を澄ましてセリフを聞く 中野英伴氏の写真集「棋神」(西日本新聞社)の印象的記述。中野氏が舞台写真家として師匠木村伊兵衛氏の仕事を手伝っていた頃、舞台上の役者の姿を上手く撮ることが出来ずに悩んでいました。師匠の横で同じように撮っているのにシャッタ […]
2007年11月3日 / 最終更新日 : 2023年10月30日 webmaster 易者 依頼を断る実践知 B・ハッチ「断る!技術」(三笠書房)は依頼の断り方をこう述べます。 1 日頃から友人・同僚にとって役に立つ人間になっておく。自分が友人・同僚から有用な人間であるという信頼を得ておくと、後ろめたさを感じ ないでノーと言える […]
2007年10月30日 / 最終更新日 : 2023年10月30日 webmaster 芸者 聖なる遊女論と地味な仕事 小谷野敦氏は「もてない男」(ちくま新書)において、フェミニズムが恋愛市場主義を蔓延させた結果「もてない男」の居場所がなくなってきた悲哀を論じました。その小谷野氏が「日本売春史」(新潮選書)で女性学が想定してきた娼婦イメー […]
2007年10月22日 / 最終更新日 : 2023年10月30日 webmaster 医者 トリアージと搬送 災害時の救急医療では3Tが基本とされます。トリアージ(Triage)応急処置(Treatment)搬送(Transportation)です。災害現場は医療需要がその地域の医療供給能力を遙かに超えます。そこで需要を抑制する […]
2007年10月18日 / 最終更新日 : 2023年10月30日 webmaster 学者 徳(アレテー)の分類 西洋思想史においてアリストテレスが残した知的遺産は巨大です。彼は「ニコマコス倫理学」にて「徳」(アレテー)を次のように分類します(岩波文庫)。 1 知性的徳(経験と時間を要する教育の成果) イ 学問的部分(エピステーモ […]
2007年10月14日 / 最終更新日 : 2023年10月30日 webmaster 5者 キャラ的人間関係が与える呪術的拘束力 相原博之「キャラ化するニッポン」(講談社現代新書)はこう述べます。 グループ(社会)から「ぼけキャラ」というアイデンティティをもらった若者は嬉々としてひたすらボケをかまし、ボケキャラを全うすることで安堵の日々を送る。 […]
2007年10月5日 / 最終更新日 : 2023年10月30日 webmaster 役者 懲戒請求の劇場化 政治の「劇場化」が指摘されて久しいところですが、法廷の「劇場化」も激しくなってきました。最近では弁護士会に対する懲戒請求までも「劇場化」する者が出現してきました。聞くところでは弁護士である某テレビタレントが訴訟記録を見て […]
2007年10月1日 / 最終更新日 : 2023年5月24日 webmaster 易者 判りにくさと世間 普通の市民にとって法律用語は訳のわからない「呪文」であり訴訟とは訳の判らない言葉が繰り広げられる「儀式」でした。法律の勉強を始めて間がない頃、私は民法・刑法・商法・民事訴訟法など基本法典の条文が明治時代のカタカナ文である […]