2018年3月23日 / 最終更新日 : 2023年10月27日 webmaster 芸者 病理が表象されやすい男社会 安富歩教授が「現代ビジネス」でこう述べています。 第2次世界大戦中に軍隊から生まれた「男らしくあれ」というホモマゾ的な強迫観念と「立場を守れ」という立場主義。この2つのシステムが戦後に著しく成長してしまったからこそ現在 […]
2018年3月19日 / 最終更新日 : 2023年10月27日 webmaster 易者 7歳までは神の内 正木晃「お化けと森の宗教学」春秋社の記述。 日本の文化的伝統では「7歳までは神の内」といって、数え歳で7歳、いまの満年齢なら6歳までの子供は神の領域にある存在で、人間とはみなされなかった。その最大の理由は、昔は栄養状態が […]
2018年3月13日 / 最終更新日 : 2023年10月27日 webmaster 役者 依頼者の主観・客観的な法規範 神戸尚子氏は演技のアプローチ方法に関し次のように述べています。 内的アプローチとは主に脚本の「理解・解釈」の段階で行なわれる。演じる役の性格や育った環境などを詳細に分析し過去の記憶や想像力を用いて演じる役の感情に到達 […]
2018年3月8日 / 最終更新日 : 2023年10月27日 webmaster 学者 個の不在・無責任の体系 森達也氏は「ポリタス」でこう述べています。 ドイツでは憲法(正確には基本法)を改正するとき国民投票という手続きを取らない。数年前にこのことを知ったとき、ナチス・ドイツの記憶を持つドイツこそ国民投票を最優先すべきなのではと […]
2018年2月27日 / 最終更新日 : 2023年10月27日 webmaster 医者 死ぬときに「良かった」と思える意思決定 大津秀一「死ぬときに後悔すること25」(致知出版社)に末期患者の後悔が整理されています。 1健康を大切にしなかった。2たばこを止めなかった。3生前の意思を示さなかった。4治療の意味を見失ってしまった。5自分のやりたいこと […]
2018年2月22日 / 最終更新日 : 2023年11月13日 webmaster 5者 現実と幻想の相関関係 森下卓九段が長男(大地さん)に関して書かれた文章。 さて大地が生まれてきて、あまりに可愛いのに驚いた。自分の子供だから可愛いとは思っていたが、これ程まで可愛いとは思わなかった。ある方が「子供は3歳までの可愛さで親孝行をし […]
2018年2月19日 / 最終更新日 : 2023年11月2日 webmaster 芸者 自分の芸の幅を拡げておく あかねさんは「No.1キャバ嬢の誰とでも楽しく話せる技術」(こう書房)でこう述べます。 私は高校を中退して水商売の世界に入った人間ですから、当然、学校の成績は全然ダメ。だから学校にはあまり、というかほとんど良い印象があり […]
2018年2月9日 / 最終更新日 : 2023年11月2日 webmaster 易者 家督相続・隠居・隠遁 島田裕己「死に方の思想」(祥伝社新書)に以下の記述があります。 家督相続の時代は財産は全て亡くなった当主から次の当主に受け継がれます。(略)ところが1947年に法律が変わり、家督相続ではなく均分相続になると、遺言で自由に […]
2018年2月5日 / 最終更新日 : 2023年11月2日 webmaster 役者 役者の個性を表現するための技術 新井一「シナリオの基礎技術」(ダビッド社)に次の記述。 小説は地の文とセリフから成立し、演劇台本はセリフとト書から成立しています。つまり小説では地の文があるために主観的に物語をすすめることができます。「彼は彼女に恋を打ち […]
2018年1月29日 / 最終更新日 : 2023年11月2日 webmaster 学者 なぜ論理的でなければならないのか? 野矢茂樹教授は「哲学者のいる風景」でこう述べています。 全知全能の神がいたとしよう。彼らのコミュニケーションはどのようなものになるだろうか。(略)神様は「だから」とか「なぜなら」なんて言わない。完璧な調和のもとにいる彼ら […]
2018年1月23日 / 最終更新日 : 2023年11月2日 webmaster 医者 医師に対する反対尋問 昨日は医師に対する反対尋問。反対尋問は喧嘩しても意味が無い。問いに対し「ノー」と言われても裁判官は心証が取れないのだ。敵性証人から「イエス」と言ってもらえる適切な問いをすることが出来るか否かがポイント。医師は医学について […]
2018年1月17日 / 最終更新日 : 2023年11月2日 webmaster 5者 異界の同行2人 保坂和志「考える練習」(大和書房)のなかに次のフレーズがあります。 「中井久夫は、治療者というものは患者と切り離されて存在しているものではなく、絶えず患者とのやり取りの中で患者から影響を受けながら治療行為を続けていくって […]