久留米版徒然草 Vol.339
The Ghost Writer’s Wife
八雲さんが亡くなるのが早いなと思っていたら意外な展開に。トキが回顧録を出版するに至る経緯が描かれている。このドラマの主人公はあくまで妻であるおトキさんなのだ。
「ばけばけ」の海外向けのタイトル「The Ghost Writer’s Wife」は「幽霊の話を書いた作家の妻」と「ゴーストライターは妻」のダブルミーニングになっている。お見事!

「ばけばけ」は「思い出の記」の著者:小泉節子さんこそがモデルなのであった。節子による回顧録はその後の「作家の妻による回顧録」の良い前例となった(特に小泉八雲の後任である夏目漱石の妻:鏡子の回顧録が重要である)。これらは文学研究に資しただけでなく「家族とは何か?」という問いに対するモデルケースも提示している。脚本家のセンスが光る。

