2010年2月2日 / 最終更新日 : 2023年10月29日 webmaster 学者 高学歴ワーキングプア 大学院の重点化が図られた結果、就職口のない大学院生が大量に発生しています。博士過程を終了しても就職口がない者が5万3千人を超えるそうです。大学院重点化は多くの学生を学問というマーケットに留めたい大学と文科省による政策誘導 […]
2009年12月23日 / 最終更新日 : 2023年10月29日 webmaster 学者 知識詰め込み型vs思考力重視型? 落合洋司弁護士は自分のブログ「日々是好日」で以下のように述べます。 善か悪かといった形で単純に2分してしまうと「知識詰め込み型」対「思考力重視」ということになってしまいますが、法律の学習というのは、そういった単純に片づけ […]
2009年11月16日 / 最終更新日 : 2023年10月29日 webmaster 学者 他者の目を意識すること 裁判官Nonさんは「かけ出し裁判官Nonの裁判取説」でこう述べています。 横柄で自分が全て正しいと言わんばかりの裁判官が多いか? 正直、私が修習生の頃や一緒に仕事をしてて、そんな裁判官を見たことはありません。(略)いろん […]
2009年10月23日 / 最終更新日 : 2023年10月29日 webmaster 学者 批判とオーバーアチーブ 内田樹教授は「街場の教育論」(ミシマ社)においてこう述べています。 1 教育制度は惰性の強い制度であり、簡単には変えることが出来ない。それゆえ、教育についての議論は過剰に断定的で・非寛容なものになりがちである。 2 教育 […]
2009年9月16日 / 最終更新日 : 2023年12月17日 webmaster 学者 道路舗装工事のようなコラム作成 我妻栄博士は「民法講義Ⅳ」(岩波書店)の序文でこう述べます。 民法講義ⅠからⅦまでを書こうとする私の仕事はわが国の道路舗装工事に似ている。終点まで完成する前に初めの方が破損して用をなさなくなり、乏しい予算で補修工事と新設 […]
2009年8月3日 / 最終更新日 : 2024年2月23日 webmaster 学者 バブル時代の回顧 私が大学4年生になった頃から日本社会は異常な経済状況になりました。世界中のカネが日本に集まり、不動産は未曾有の上昇を続け株式市場は史上最高値を続けました。当時「バブル」という言葉は聞いたことがなく、ニュースを賑わせていた […]
2009年6月10日 / 最終更新日 : 2023年10月18日 webmaster 学者 構造的知性の法解釈 橋爪大三郎氏は「はじめての構造主義」(講談社現代新書)でこう述べます。 テキストはふつう何かを言いたいためにあると考えられている。言いたいこと(メッセージ)を読み取るのがテキストの読解である。ところがレヴィ=ストロースの […]
2009年5月24日 / 最終更新日 : 2023年10月18日 webmaster 学者 訴訟の方針あれこれ 谷川浩司九段は「光速の終盤術」(日本将棋連盟)でこう述べています。 a読みの筋を「単純な直線的なもの」にする。b受けなくてもいい局面で、受けに回ったがために「より大きな危険に陥る」ということが良くある。守る一手の代わりに […]
2009年3月21日 / 最終更新日 : 2023年11月2日 webmaster 学者 入れ替わる「私」 福岡伸一先生は「生物と無生物のあいだ」(講談社現代新書)でこう述べます。 重窒素アミノ酸を与えると瞬く間にそれを含むタンパク質がネズミのあらゆる組織に現れるということは恐ろしく速い速度で多数のアミノ酸が一から紡ぎ合わ […]
2009年2月23日 / 最終更新日 : 2022年10月9日 webmaster 学者 911の記憶・アジェンデの記憶 サルバドール・アジェンデは1908年に生まれました。チリ国立大学医学部を卒業後、チリ社会党の結成に参画します。1938年人民戦線政府に保健大臣として入閣し政治家としての地位を確立しました。1958年の大統領選では当選を […]
2009年2月2日 / 最終更新日 : 2023年10月19日 webmaster 学者 予備校で勉強させてもらった有り難さ 九州大学の受験に失敗した時、父からは仕事をするように言われました。しかし水城学園の特待生試験に拾ってもらい無料で行けるようになったので、予備校に通うことが出来ました。当時の水城学園は素晴らしい講師陣を揃えていました。英作 […]
2008年12月8日 / 最終更新日 : 2023年10月30日 webmaster 学者 トポスにもとづく論法の法的意義 香西秀信「反論の技術」(明治図書)の記述。 古代ギリシャ人達が完成させようとして果たせなかった発見の術・発想の術をトピカ(トポスの学)という。トポスというギリシャ語は極めて多義で、その意味するものは必ずしも明確ではないが […]