2022年2月7日 / 最終更新日 : 2023年10月29日 webmaster 役者 検察官・裁判官・調査官 映画「ジョーカー」を拝見する。私は「バットマン」シリーズを1度しか観たことがないし、その感想も良いものではなかった(単なるアメリカ式の勧善懲悪モノとの見方)。したがって話題になっている本作品も(ジョーカーのことすら良く知 […]
2021年12月27日 / 最終更新日 : 2024年5月17日 webmaster 役者 演劇における死者との対話 2019年2月10日、久留米シティプラザで演劇「私の黒い電話」(脚本と演出・泊篤志)を観劇しました。>父親から相続した家屋でシェアハウスを運営している民雄宛に頻繁に電話がかかってくる。発信者は東北を旅行している彼女シオリ […]
2021年11月24日 / 最終更新日 : 2024年10月14日 webmaster 役者 成長により失ったものの価値を肯定する 映画「未来のミライ」(細田守監督)のパンフレットで細田監督がこう述べていました。 先輩の親たちが言うには子どもって幼いときには予想もつかない面白いことを言うんだけど、だんだんと成長して知恵をつけたり学校で勉強していくと当 […]
2021年10月13日 / 最終更新日 : 2023年10月29日 webmaster 役者 自分にしか書けないことを誰にも判る言葉で 井上ひさし氏が「作文の秘訣」としてこう発言しています。「作文の秘訣を一言で言えば、自分にしか書けないことを誰にでも判る文章で書くということだけなんですね。」(「井上ひさしと141人の仲間達の作文教室」新潮文庫)。戸田智弘 […]
2021年9月6日 / 最終更新日 : 2023年10月29日 webmaster 役者 正義と悪の相対性 シェイクスピアの有名なセリフ「人間の一生は善と悪をより合わせた糸で編んだ網なのだ。」 この点に関して小田島雄志氏はこう述べます(シェイクスピア名言集)。 シェイクスピアはしばしば「市民1」とか「召使い2」とかいった無名 […]
2021年8月2日 / 最終更新日 : 2024年10月14日 webmaster 役者 大人になるしか仕方ないじゃありませんか 2019年7月13日、サザンクス筑後で「ぱふぉーまんす集団センゲキ」による「こどもの一生」(@中島らも)を観劇しました。終了後、ロビーにおられた斎藤豊治先生(九州大谷短期大学)から、この芝居の脚本(中島らもさんの原作を少 […]
2021年6月28日 / 最終更新日 : 2023年10月29日 webmaster 役者 舞台上の友人関係 地方都市で法律業務をやっていると依頼者から「相手方弁護士との関係」について疑念を抱かれることがあります。仲が良いの?先輩後輩?出身大学?派閥の関係?「全く関係がありません」と答えていますが、強い疑念を持つ方々に対してはプ […]
2021年5月24日 / 最終更新日 : 2023年3月20日 webmaster 役者 面倒くさいという気分の分析 宮崎駿監督が「めんどくさいなあ」と呟きながら作業している姿は世間に衝撃を与えました。宮崎監督は映画製作を<楽しそうに>作業していると想像していた人が多いからでしょう。しかし「プロ」としての作業は実に面倒くさいものなのであ […]
2021年4月19日 / 最終更新日 : 2024年10月24日 webmaster 役者 資本収益率は経済成長率より大きい 映画「21世紀の資本」(ジャスティン・ペンパートン監督)を拝見した。面白かった。フランス人経済学者トマ・ピケテイが2014年に著した「21世紀の資本」の中心的主張は極めて単純である。「資本収益率は経済成長率よりも高い」と […]
2021年3月12日 / 最終更新日 : 2023年10月29日 webmaster 役者 良き講師としての志と技術 大谷由里子「はじめて講師を頼まれたら読む本」(中経出版)は以下の構成です。 第1 講師に必要な心構えは「志」(マインド編) 1 講師とは何か?(出席者を寝かさない良い講師になろう) 2 目的を明確にする(講師の役目 […]
2021年2月8日 / 最終更新日 : 2022年10月12日 webmaster 役者 他人の台詞にも気を配る 田中麗奈さんは樹木希林さんから次の注意を受けたことがあるそうです。 映画で御一緒したときに希林さんに「台本を貸して」と言われて渡すと「だから、自分のところに印しちゃいけないって」と言われたことがありました。(略)私は台 […]
2020年12月28日 / 最終更新日 : 2023年10月29日 webmaster 役者 紛争を時間的に考える(生成・発展・消滅) 2017年7月28日久留米シティプラザ「久留米座」で演劇「ベターハーフ」を観劇しました(作・鴻上尚史)。 この「ごあいさつ」で鴻上さんはこう述べます。 昔から恋愛を時間の視点でみていただろうかと思えば、そうではなかったよ […]