2012年8月6日 / 最終更新日 : 2023年12月20日 webmaster 役者 新生児の産声の意味づけ シェイクスピアはリア王に次の台詞を与えています。 この世に生まれ落ちた時わしらは泣いた。初めてこの世の空気を嗅いでわしらは泣いた。説教してやる。良く聞けよ。わしらはみんなこの世に生まれて、道化ばかりの、この世界という大き […]
2012年7月2日 / 最終更新日 : 2023年10月19日 webmaster 役者 司法臨床モデルの意味 「法的思考モデル」は①規範と当てはめの思考、②法的に意味のある事実とそうでない事実の峻別、③過去指向性、④2分法的判断(棄却か認容か)、⑤論理的整合性の重視、⑥直線的思考(因果的思考の重視)を特徴とします。これに対し「司 […]
2012年5月29日 / 最終更新日 : 2023年11月6日 webmaster 役者 「離見の見」について 土屋恵一郎氏は述べます(「処世術は世阿弥に学べ」岩波アクティブ新書40頁)。 そもそも人間は自分の背中を見ることは出来ない。何かの拍子に鏡で自分の背中を見たりすると、その姿に嫌になることがある。中年になってよほどのこ […]
2012年4月6日 / 最終更新日 : 2023年10月19日 webmaster 役者 慶ばしい弁護士・弁慶 能「安宅」(歌舞伎「勧進帳」)は源頼朝から追われる源義経が勧進帳を読み上げる弁慶の機転により安宅の関を抜ける物語です。内田樹氏先生はブログでこう述べています。 富樫の立てた新関の前で困惑した弁慶は「ただ打ち破って御通りあ […]
2012年3月22日 / 最終更新日 : 2023年10月19日 webmaster 役者 役づくりの意識 俳優は与えられた役を演じるために「役作り」を行います。 たとえば本木雅弘氏は「おくりびと」で納棺師を演じながら「坂の上の雲」では連合艦隊参謀秋山真之を好演しています。香川照之氏は「龍馬伝」で岩崎弥太郎を「坂の上の雲」で […]
2012年2月6日 / 最終更新日 : 2023年2月6日 webmaster 役者 本番前の緊張 担当した司法修習生から「証人尋問の前は緊張するのですか?」と問われたことがあります。私は「そりゃしますよ。大きな事件で重要証人の尋問をするときなど数日前から寝付きが悪くなり夜中に布団から飛び起きて尋問メモを書き直したこと […]
2011年12月19日 / 最終更新日 : 2023年10月19日 webmaster 役者 ゆっくりと歩くような速さで 役者52に引き続き映画「アンダンテ・稲の旋律」から。 アンダンテとは<ゆっくりと歩くような速さで>という意味の速度標語です(坂口博樹「楽典」成美堂出版100頁)。速度標語にはレント(遅く)からプレスティッシモ(非常に早 […]
2011年11月5日 / 最終更新日 : 2023年10月30日 webmaster 役者 ひきこもりの規範的解釈 映画「アンダンテ・稲の旋律」を拝見しました。主人公の藪崎千華(新妻聖子)は対人恐怖ひきこもりの30歳。母親の期待(ピアノ演奏者としての成功という自分が果たせなかった夢の実現)により子どものころから不自由で、やがて登校拒否 […]
2011年10月24日 / 最終更新日 : 2023年12月20日 webmaster 役者 高等裁判所の訴訟指揮 森野判事は控訴審に臨む弁護士に対して教示します(九弁連研修会資料)。 1 第1回期日における裁判所の釈明 イ 核心的部分と枝葉末節に対する部分に対する釈明の違い。前者は判決の結論に影響することがないではない。後者は判決 […]
2011年9月7日 / 最終更新日 : 2023年10月27日 webmaster 役者 家族の病理 えーるピア久留米で演劇『エリアンの手記』(作山崎哲・劇団プロジェクトぴあ)を観劇。中野富士見中学校事件を基礎に書かれた戯曲です。実際の事件はこういうものです。男子生徒はパシリやカバン持ちを経て葬式ごっこをやらされていまし […]
2011年8月1日 / 最終更新日 : 2023年10月27日 webmaster 役者 面接のポイント 調査官・岩瀬純一氏は家庭裁判所における来所者との面接のポイントを次のとおり指摘。参考になります。(「司法臨床におけるまなざし・家事調停にかかわるあなたへ」日本加除出版) 1 面接を仕事と認識すること(人と逢うことをきちん […]
2011年7月8日 / 最終更新日 : 2023年10月19日 webmaster 役者 女の生き方革命 えーるぴあ久留米で開かれた上映会で映画「ココ・シャネル」を拝見。ココ・シャネルという人に興味を持ち若干調べてみました。ジャージー素材の着やすい服・縁起が悪いとされていた黒を基調にしたスーツ・動きやすいパンタロン・安いイミ […]