2014年2月17日 / 最終更新日 : 2023年10月30日 webmaster 5者 仕事の職業的側面と道楽的側面 私は漫画家と作家を題材に仕事の道楽的側面と職業的側面の相克を描きました(5者58)。昔から多くの人が両者の矛盾に苦しんできました。夏目漱石はこの問題を考察した先達です。 漱石は講演(明治44年8月13日・明石)でこう述 […]
2014年1月15日 / 最終更新日 : 2023年10月24日 webmaster 5者 投資家のリターンとリスク 橘玲「週刊文春13/4/23号」の記述。 「絶対に儲かる」機会があるときに最悪のファイナンスは株式を発行して投資を募ることだ。会社法では会社の所有権は株主にある。第三者の株主に過半数を待たれてしまえば発明から得られる利 […]
2013年12月9日 / 最終更新日 : 2023年10月30日 webmaster 5者 成功報酬とは何か? 成功報酬とは何なのでしょうか?植村修一「リスク・不確実性・そして想定外」(日経プレミアシリーズ)に以下の記述があります。 確率理論が発展して以来、計量的な手法を用いた予測が追求されてきましたが、20世紀に入り第1次世界大 […]
2013年11月1日 / 最終更新日 : 2024年10月3日 webmaster 5者 実践知と法的議論 私は実践知と法的議論の関係性を卒論のテーマとしました。それは「実践世界で生成している規範が法的議論の根底にある」と主張するものでした(学者23)。司法試験受験生だったときに社会学的知識と直感でまとめたものです。それから約 […]
2013年9月24日 / 最終更新日 : 2023年10月30日 webmaster 5者 文化資本について 何故、こういう書きモノをしているのか?何度も自問していることですが、逆説的に言うならば「それを明らかにしたいがために書いている」という変な思いが私にはあります。若いころの歪んだ思いを吐き出してスッキリしたいという感覚があ […]
2013年8月22日 / 最終更新日 : 2023年10月30日 webmaster 5者 時間と「生の輝き」 佐野洋子「100万回生きた猫」(講談社)は生命の本質を描いた名作です。 死んでは生き返ってを繰り返し100万回の生を受けた猫がいました。猫にはいつも飼主がいました。その数は100万人。皆、猫が死ぬと嘆き悲しみましたが、猫 […]
2013年7月12日 / 最終更新日 : 2024年7月13日 webmaster 5者 倫理的な高低・経済的な貧富 バブルの終わり頃「清貧の思想」(中野孝次)なる本がベストセラーになりました(1992年)。中野氏は貧乏を礼賛したわけではなく日常生活をシンプルにして心の豊かさを大切にしようと提唱しただけなのですが、この本が、著者の意図を […]
2013年6月10日 / 最終更新日 : 2024年10月13日 webmaster 5者 「見立て」について 野田秀樹さんは演劇「THE BEE」のパンフレットでこう述べます(小道具礼賛)。 演劇にとって大事なものはテーマではない。小道具である。この事を世界中を回って改めて確信した。この芝居で人々が暴力を語る時、それは「暴力」そ […]
2013年5月7日 / 最終更新日 : 2023年10月30日 webmaster 5者 タガを外す? 近時、私は「自分は提訴しない(できない)だろうな」と感じる事件の被告側を受任することが増えてきました。最初は何故こんな事件を提訴するのだろうと思っていましたが「将来の弁護士活動はこうなるのでは?」という予感も生じています […]
2013年3月22日 / 最終更新日 : 2023年10月30日 webmaster 5者 偽りても賢を学ばむ このコラムを書いている理由が何なのか?自分でも良く判りませんが、確実に言える理由の1つとして「知識人の1人としてリスペクトされたい」というものがありましょう。私は学者になることを志し挫折した人間です。若い頃に時間と労力を […]
2013年2月22日 / 最終更新日 : 2023年11月2日 webmaster 5者 主文は勝者のため・理由は敗者のため 修習生のときに指導担当から次の言葉を伺いました。「主文は勝者のためにある。理由は敗者のためにある。」私は感動し、以後自分の行動指針に据えてきました。民事訴訟において原告側代理人は請求の趣旨に記した主文を獲得することを目標 […]
2013年1月11日 / 最終更新日 : 2023年10月19日 webmaster 5者 成長しなさい・成長しません ある学校の国語先生が次のように述べています。 多くの教員が個々様々なやり方で送り続けているメッセージを抽象すると、それは「成長しなさい」というものになるでしょう。内田樹先生の語彙と論理を借りるならこの「成長しなさい」と […]