2007年4月28日 / 最終更新日 : 2023年11月7日 webmaster 医者 医療面接における状況配置 画像診断の発達で医療面接や身体観察の重要性が低下したかのように思われがちですが、そんなことはありません。理化学検査や画像が教えてくれるのは「点」としての断片的な情報。「面」として身体の状態を医師に教えてくれるのは患者の言 […]
2007年4月18日 / 最終更新日 : 2023年10月30日 webmaster 芸者 花街が消滅した理由 明治以降、我が国には500カ所以上も花街(京都では「かがい」という)がありました(加藤政洋「花街・異空間の都市史」朝日新聞社)。花街が消滅した理由を加藤氏はこう述べます。 ①大衆消費社会の成立とともにインスタントな娯楽快 […]
2007年4月14日 / 最終更新日 : 2023年11月7日 webmaster 学者 情報普遍化と弁護士の未来 西洋哲学史は「世界の本質を理論的に見極めたい」願望に貫かれています。デカルトからニュートン物理学を経て現在に至るまでこの欲望は一貫しています。数学という知的武器の洗練とともにこの傾向は強くなりました。「現象」の外形的観察 […]
2007年4月8日 / 最終更新日 : 2022年10月15日 webmaster 5者 大切な人の死 映画「Watch with Me-卒業写真」(瀬木直貴監督)は久留米を舞台とした静かな作品。自分がどう死を迎えるか(1人称の死)夫婦の死をどう受け入れるか(2人称の死)が良く描かれています。ライフワークを果たし・青春時 […]
2007年3月29日 / 最終更新日 : 2023年2月7日 webmaster 易者 呪術的な内容証明郵便 太古の昔から易者(呪術者)は独特の内容と形式による呪いの言葉を使用してきました。古代において政治と占い呪術は不可分であり卑弥呼も鬼道の女王として君臨していたと考えられています。最近でも有名政治家と呪術者の深いつながりがス […]
2007年3月24日 / 最終更新日 : 2023年2月7日 webmaster 学者 恩送りの構造と司法改革 法律学の体系書の序文には恩師に対する過剰な謝辞が連ねられていることが珍しくありません。 私は大学3年間の民法を鳩山先生に教えられた。それから今日まで直接にその口から間接にその著述を通じて一日として先生に学ばない日はない。 […]
2007年3月13日 / 最終更新日 : 2023年2月7日 webmaster 芸者 お金を頂くことによる距離感 遊里における玉代は「太夫75匁、品川10匁、飯盛り女200文から500文なら上々、よたか24文、船饅頭は32文」などの金銭勘定があり(中野栄三「遊女の生活」雄山閣208頁)しかも実際の遊びとなると、おごりの飲食代・茶屋旅 […]
2007年3月11日 / 最終更新日 : 2023年10月18日 webmaster 医者 専門性と知識範囲 世間の人は法律の専門家である弁護士は法律について「何でも知っている」と誤解しています。確かに弁護士は司法試験に合格し司法修習も経ています。こういう誤解を受けるのも故無きことではありません。しかし、かかる見方は単なる幻想に […]
2007年3月4日 / 最終更新日 : 2023年11月7日 webmaster 役者 小説(主張)と漫画(立証) 学生の頃、古本屋でアルバイトをしました。時給は安かったけれど本に囲まれて時間を過ごせる良い仕事です。勤務は午後1時から8時まで。最初の1・2時間は社会科学系の本を読みますが長くなってくると疲れて堅い本は読めなくなります。 […]
2007年3月1日 / 最終更新日 : 2023年5月28日 webmaster 5者 外科医と呪術者 近代医学においては医学と呪術が未分化であった頃の呪術師が行う民間療法は否定の対象でしかありません。近代医学は「病人を看る」のではなく「病気を観る」ことによって成立しました。しかし近代医学の行き着いた末に「死の意味の喪失」 […]
2007年2月22日 / 最終更新日 : 2023年2月7日 webmaster 芸者 教育環境浄化の思想 浪人した時、私は八女から福岡の水城学園まで1年通学しました。6時前に家を出てバイクで久留米に来ます。西鉄電車に乗り天神で降ります。親不孝通りを歩き水城まで通うのです。小学生の頃から高校生の頃まで新聞配達をしていたので早起 […]
2007年2月20日 / 最終更新日 : 2023年5月28日 webmaster 易者 保証人になってという呪い 昔、ある講演において聴衆に次のような問いかけをしました。 皆さん。誰かから保証人になってくれといわれた時、なる人は手を上げてください。誰もいませんか?保証人になっても何の得にもならないからね。じゃあね自分の子供の保証人 […]