2009年8月3日 / 最終更新日 : 2024年2月23日 webmaster 学者 バブル時代の回顧 私が大学4年生になった頃から日本社会は異常な経済状況になりました。世界中のカネが日本に集まり、不動産は未曾有の上昇を続け株式市場は史上最高値を続けました。当時「バブル」という言葉は聞いたことがなく、ニュースを賑わせていた […]
2009年7月24日 / 最終更新日 : 2023年12月17日 webmaster 易者 南無地獄大菩薩・地獄の中の極楽 名僧・白隠(1685-1768)は500年不出の大禅匠(紀野一義「名僧列伝(二)」講談社学術文庫236頁)。臨済宗の寺で座禅する際は白隠禅師の「座禅和讃」を唱えます。 衆生本来仏なり・水と氷の如くにて・水を離れて氷なく衆 […]
2009年7月20日 / 最終更新日 : 2023年12月17日 webmaster 芸者 柔らかく反応する身体 大学1年生の頃は塾講師など稼げるバイトばかりしていました。しかし大学2年生の時に学習系のバイトと縁を切り他のバイトを始めました。印象に残る仕事に喫茶店の店員があります。勤めたのは国分寺駅近くの「シャノアール」です。明瞭に […]
2009年7月11日 / 最終更新日 : 2023年7月15日 webmaster 医者 法哲学外来の要件 樋野興夫教授は「がん哲学外来入門」(毎日新聞社)でこう述べています。 日本人の2人に1人はがんになる。しかし患者は情報過多に迷い、医師は時間に追われている。医師が患者の話をじっくり聞くことが出来ない。がんは人を哲学 […]
2009年7月7日 / 最終更新日 : 2023年12月17日 webmaster 5者 秩序と無秩序の交差光線 佐藤幸治「憲法」(青林書院)は学説のクールな描写と斬新な体系構成で「法律学としての憲法学」への志向が感じられる著作です。その「はしがき」に寄せられた次の言葉は哲学社会学の世界に見切りを付け司法試験の勉強を始めたばかりの私 […]
2009年7月3日 / 最終更新日 : 2023年12月17日 webmaster 易者 事件番号の管理 小松英雄氏は「いろは歌・日本語史へのいざない」(講談社学術文庫)にて仮名字母表の役割は五十音図ではなく伝統的に「いろは」歌が担ってきたと述べます(18頁)。 色は匂へど 散りぬるを 我が世 誰そ常ならむ 有為の奥山 今 […]
2009年6月24日 / 最終更新日 : 2023年10月18日 webmaster 役者 ブレヒトの叙事演劇(感情移入を止める) 現代演劇を語るに際しブレヒトは避けて通れない人物です。ブレヒトは1889年アウグスブルグに生まれました。第2次大戦中はナチスの手を逃れて各国で亡命生活を送り、マルクス主義を基礎にした新しい演劇理論によって演劇界に新風を巻 […]
2009年6月19日 / 最終更新日 : 2023年12月17日 webmaster 芸者 弁護士も見た目が9割? 大塚ひかり氏は「美男の立身・ブ男の逆襲」(文春新書)で述べます。 少なくとも自国内は平和な先進国といわれる地域では、どこも「見た目至上主義」が横行している。(中略)社会が豊かになって、カネに余裕が有りさえすれば、誰もが […]
2009年6月10日 / 最終更新日 : 2023年10月18日 webmaster 学者 構造的知性の法解釈 橋爪大三郎氏は「はじめての構造主義」(講談社現代新書)でこう述べます。 テキストはふつう何かを言いたいためにあると考えられている。言いたいこと(メッセージ)を読み取るのがテキストの読解である。ところがレヴィ=ストロースの […]
2009年6月6日 / 最終更新日 : 2023年10月18日 webmaster 医者 SOAP方式の意義 看護実務におけるSOAP方式は次の内容です(新人ナースハンドブック)。 1 S(主観的データ) 問題に関連した患者の自覚的症状や訴えなど。患者の言葉を、自分の主観を全く交えずに、なるべくそのままで記述するもの。 2 […]
2009年6月2日 / 最終更新日 : 2023年10月18日 webmaster 5者 事務職員の職場環境 修習生の頃、法律事務所の事務員さんとよく飲み会をしました。法律事務所の悪口をよく聞きました。事務所を運営する立場になったら悪口は言われないようにしたいと強く思いました。 福岡法律関連労働組合は弁護士に対して毎年要望書を […]
2009年5月24日 / 最終更新日 : 2023年10月18日 webmaster 学者 訴訟の方針あれこれ 谷川浩司九段は「光速の終盤術」(日本将棋連盟)でこう述べています。 a読みの筋を「単純な直線的なもの」にする。b受けなくてもいい局面で、受けに回ったがために「より大きな危険に陥る」ということが良くある。守る一手の代わりに […]