2013年3月22日 / 最終更新日 : 2023年10月30日 webmaster 5者 偽りても賢を学ばむ このコラムを書いている理由が何なのか?自分でも良く判りませんが、確実に言える理由の1つとして「知識人の1人としてリスペクトされたい」というものがありましょう。私は学者になることを志し挫折した人間です。若い頃に時間と労力を […]
2013年3月18日 / 最終更新日 : 2024年3月20日 webmaster 学者 貧困と孤立は弁護士の敵である 昨年開かれた「くるめフォーラム2012」で上野千鶴子教授(ラディカルフェニミズムの論客として著名)の講演を拝聴する機会がありました。私が理解した講演要旨は概ね以下のとおり。 災害弱者としての「おひとりさま」が目立つ。女お […]
2013年3月13日 / 最終更新日 : 2023年11月2日 webmaster 医者 産科補償制度の現状 私は医者51(11/10/5)において産科医療補償制度に触れました。この制度の現状について「けんりほうニュース」はこう述べています(12/2/20)。 1 補償対象 分娩により次の基準を満たす状態で出生した児 ① 出生 […]
2013年3月8日 / 最終更新日 : 2024年6月9日 webmaster 易者 「普通」というコトバ 司法試験勉強中に予備校の講師が「法律は常識的な普通の判断の積み重ねだ」と強調されることがありました。少し話をするくらいなら良いのですが、あまりに繰り返されるので、ひねくれ者の私は嫌気がさし「常識こそ疑うべき対象ではないの […]
2013年3月4日 / 最終更新日 : 2023年11月2日 webmaster 役者 役柄意識の芽生え ジェームス三木氏はこう述べます(「ドラマと人生」社会評論社)。 警官がドロボーを追いかけようとする。ドラマの中の話である。さて、あなたはどっちを応援するか。結論から言うと、あなたはよく知っている方を応援する。前の場面で警 […]
2013年2月27日 / 最終更新日 : 2023年11月2日 webmaster 芸者 返済の不安を負わないこと 修習生に対する給費制度は司法改革の名で廃止されました。復活運動は政財官から相手にされていません(後に復活)。「金持ちしか法曹になれない」というスローガンには無理があります。修習生のときに私は「弁護士は住宅ローン以外の借金 […]
2013年2月22日 / 最終更新日 : 2023年11月2日 webmaster 5者 主文は勝者のため・理由は敗者のため 修習生のときに指導担当から次の言葉を伺いました。「主文は勝者のためにある。理由は敗者のためにある。」私は感動し、以後自分の行動指針に据えてきました。民事訴訟において原告側代理人は請求の趣旨に記した主文を獲得することを目標 […]
2013年2月13日 / 最終更新日 : 2023年10月19日 webmaster 芸者 「聞く」と「聴く」 財団法人メンタルケア協会「人の話を『聴く』技術」(宝島社)に以下の記述があります。 「聞く」は英語で言えば「hear」。耳に入ってくる情報を感じる状態です。人の話も雑音も同じ。耳に入っている音でも意識しなければ聞こえて […]
2013年2月8日 / 最終更新日 : 2022年10月13日 webmaster 役者 心理と身体との関係性 マイケル・チェーホフ「演技者へ!」(晩成書房)の中に以下の記述があります。 人間の心理(こころ)と身体(からだ)は非常に密接な関係があり、お互いに絶え間なく影響しあっているということは既に知られている。筋肉が異常に発 […]
2013年2月4日 / 最終更新日 : 2023年10月22日 webmaster 学者 比喩対象の選択 比喩対象として何を選択するかはこ使う人の評価的態度に依存します。法律学が科学を比喩対象として選択したときも科学に対する積極的価値評価が含意されていたはずです(松浦好治「法と比喩」弘文堂153頁)。言葉には「論理的意味」だ […]
2013年1月25日 / 最終更新日 : 2022年10月4日 webmaster 医者 現在の日中間の関係 「ヤマアラシのジレンマ」という話を学生の頃に読んで妙に納得したことがあります(精神科医・小此木敬吾教授の本だったと記憶します)。「ある冬の日、2匹のヤマアラシは寒さをしのぐために体を寄せあって温めあおうとする。しかし体 […]
2013年1月22日 / 最終更新日 : 2023年8月18日 webmaster 易者 似ているものは同じ力を持つ 石井ゆかり他「星占いのしくみ」(平凡社新書)に次の記述があります。<形が似ていたり期間が一致したりタイミングが噛み合ったりするとき人はそこに無意識のうちに「つながり」を見いだします。類似しているものや接しているものをネッ […]