2020年3月6日 / 最終更新日 : 2023年10月29日 webmaster 役者 歌詞によるエッセイのようなもの(その4) 「誰かに盗られるくらいなら貴方を殺して良いですか?」 日本で摘発される殺人事件のうち半数以上は親族間殺人である。親族間殺人は日本の伝統的な犯罪類型であり今に始まった話ではない。親族なのに殺す?と読んではいけない。親族 […]
2020年3月2日 / 最終更新日 : 2023年10月29日 webmaster 学者 原発事故処理費用の会計学的処理 斉藤誠教授が「原発処理費用の会計処理」につき不満を語っている。(西日本新聞) 機構からの膨大な支援額は実はほとんどがエネルギー対策特別会計に国の借金として計上されているのである。本来であれば他の電力会社や国が最終的に […]
2020年2月26日 / 最終更新日 : 2023年10月29日 webmaster 医者 腸による身体的察知力 藤田紘一郎先生(東京医科歯科大学名誉教授)がWisdomでこう述べています。 地球上に生物が誕生した約40億年前。最初に備わった器官は腸で、脳ができたのは5億年ぐらい後なのです。つまり脳はまだこの生体にフィットしていない […]
2020年2月21日 / 最終更新日 : 2023年10月29日 webmaster 5者 己の分を知る(無駄な努力をしない) 精神科医・名越康文先生は「wotopi」で次のように述べています。 「己が分を知りて及ばざる時は速やかに止むを智といふべし。許さざらんは人の誤りなり。分を知らずして強ひて励むは己が誤りなり。」(「徒然草」第131段)有名 […]
2020年2月17日 / 最終更新日 : 2023年10月29日 webmaster 芸者 経済原理と司法需給 白浜徹朗弁護士はこう述べています。 過疎地に育った者の感覚として過疎地に人がいなくなるのは経済活動の低迷、その時代の平均的要求に見合った収入を得られる仕事が確保できないことに主因があると思っている。過疎地に弁護士を赴任さ […]
2020年2月7日 / 最終更新日 : 2023年10月29日 webmaster 易者 先の大戦の描き方 橋本明子「日本の長い戦後」(みすず書房)に福間良明教授は次の書評を書いています。 敗戦のトラウマは決して単純なものでも一枚板のものでもない。先の戦争にヒロイックな「英雄」を見いだそうとする「美しい国の記憶」戦争被害者とし […]
2020年2月3日 / 最終更新日 : 2022年10月9日 webmaster 役者 若い世代の感覚を取り入れて舞台に立ち続ける 羽生さんが永世七冠を達成したときのFB友との意見交換。 A 理恵さんは貴重な羽生家事情をツイートしてくださるのですが、それによると羽生さんは藤井四段との対戦を喜んでいたようです。若い人しか認識していない未来の将棋の片鱗を […]
2020年1月29日 / 最終更新日 : 2023年10月29日 webmaster 学者 紙による特別の感覚の覚醒 原研哉「白」(中央公論新社)。誰でも知っている色彩の概念を軸に議論を展開される氏の評論は高い評価を受けました。その原氏が続刊「白百」(中央公論新社)でこう述べています。 紙の本質は汚れやすく痛みやすいという点である。いか […]
2020年1月24日 / 最終更新日 : 2023年10月29日 webmaster 医者 答えの出ない事態に耐える力 帚木蓬生先生は東京大学文学部を卒業し、マスコミに就職され、猛勉強して九州大学医学部に入り直した経歴を有する異色の精神科医です。福岡県中間市にてメンタルクリニックを開設しつつ執筆活動を継続されるというマルチな才能を発揮され […]
2020年1月20日 / 最終更新日 : 2023年8月8日 webmaster 5者 未来の他者との対話 中島岳志「100分で名著・オルテガ・大衆の反逆」(NHK)において中島さんは柳田国男が好んだという以下の見事な記述を紹介しています。 かつて日本では「御先祖になる」という言葉が日常的に使われていた。「あなたは良い心がけだ […]
2020年1月10日 / 最終更新日 : 2023年10月29日 webmaster 芸者 手段としての大人の意義 石原荘一郎「大人養成講座」(扶桑社)に以下の記述があります。 この本の目指すところは「手段としての大人」の養成に他なりません。本来、大人になるということは自分の感情を無理に抑えることでもなければ、世の中に媚びを売り続ける […]
2020年1月6日 / 最終更新日 : 2024年10月14日 webmaster 易者 悪魔払いとしてのオヤジギャグ 村上春樹さんは河合隼雄先生(精神分析家)がよく口にしたオヤジギャグを「悪魔祓い」だったと表現しています(「職業としての小説家」スイッチ・パブリッシング303頁)。 河合先生は臨床家としてクライアントと向かい合うことで、魂 […]