2021年3月12日 / 最終更新日 : 2023年10月29日 webmaster 役者 良き講師としての志と技術 大谷由里子「はじめて講師を頼まれたら読む本」(中経出版)は以下の構成です。 第1 講師に必要な心構えは「志」(マインド編) 1 講師とは何か?(出席者を寝かさない良い講師になろう) 2 目的を明確にする(講師の役目 […]
2021年3月8日 / 最終更新日 : 2023年1月15日 webmaster 学者 所有的知性とレンタル的知性 統計数理研究所の樋口知之所長がネット上で次のように語られていました。 私が若い頃は図書館で論文を探しプログラムを自分で書いた。図書館のどの雑誌にこの情報はあるはずという構造化された考え方をしていた。今の世代は初めから検索 […]
2021年2月26日 / 最終更新日 : 2022年10月12日 webmaster 医者 真実と和解の関係 河合隼雄「こころの処方箋」(新潮文庫)の記述。 一般の人は「人の心が直ぐ判る」と思っておられるが、人の心がいかに判らないかということを「確信を持って」知っているところが専門家の特徴であるなどと言ったりする。私は新しく相 […]
2021年2月22日 / 最終更新日 : 2023年10月29日 webmaster 5者 自分の予測力と判断力で「つき」を生じさせる 高校時代のクラスメイト(塚本雅巳君)が国際線(ANA)の機長をしているので横川知宏「国際線機長の危機対応力」(PHP新書)を買って読んでみました。 パイロットは常に1つのことに意識を集中させないよう何かに心を留めないよう […]
2021年2月17日 / 最終更新日 : 2022年10月12日 webmaster 芸者 底なしの穴を埋める作業 前田司郎「口から入って尻から出るならば口から出る言葉は」(晶文社)の記述。 多分、何か芸術的な創造に従事するとき裕福であることはかなりのアドバンテージであるような気がする。しかし幸福に関してはまた別な話のようだ。優れた […]
2021年2月12日 / 最終更新日 : 2023年10月29日 webmaster 易者 中間業者との連携 水月昭道「お寺さん崩壊」(新潮新書)に次の記述(要旨)があります。 お寺を護持してゆく使命感を抱え、そのためだけに邁進しながらも、それがゆえに貧困層へと落ちてゆく住職は今こうして増え続けている。そこで、生きてゆくため、そ […]
2021年2月8日 / 最終更新日 : 2022年10月12日 webmaster 役者 他人の台詞にも気を配る 田中麗奈さんは樹木希林さんから次の注意を受けたことがあるそうです。 映画で御一緒したときに希林さんに「台本を貸して」と言われて渡すと「だから、自分のところに印しちゃいけないって」と言われたことがありました。(略)私は台 […]
2021年1月27日 / 最終更新日 : 2023年10月29日 webmaster 学者 知っていることと伝えること 「日本には優秀なサイエンスライターが不足している」と指摘されます。三井誠「ルポ・人は科学が苦手」(光文社新書)の記述。 そもそも研究者は科学のことはよく知っているけれど、情報の伝え方についての訓練を受けているわけではあり […]
2021年1月22日 / 最終更新日 : 2022年10月13日 webmaster 医者 スペシャリストか、ジェネラリストか 「スペシャリストか?ジェネラリストか?」という問いがあります。理学療法士の記述を参考に(類推的に)考えてみます。 神経理学療法の専門理学療法士である筆者は神経系疾患をもつ患者を担当する時は自信を持って対応できるし、対応 […]
2021年1月18日 / 最終更新日 : 2023年10月29日 webmaster 5者 金融機関との上手な付き合い方 田浦俊栄他「医師の開業5つの落とし穴」(幻冬舎)はこう述べます。 借金の好きな方はあまりいません。借金という行為が嫌いな方・利息が無駄と思う方・その両方、これらの理由から融資を受ける際になるべく少額で、かつ返済期間を短く […]
2021年1月13日 / 最終更新日 : 2023年10月29日 webmaster 芸者 叙述の2類型(光と影) 井上章一氏は小谷野敦「日本売春史」(新潮選書)の書評を書いています。 売春史を扱う叙述には2つの類型がある。あるものは娼婦たちの悲惨な境遇・性的な奴隷としての一面を強調する。そして、いま1つ、彼女らの文化的な輝きに目を向 […]
2021年1月8日 / 最終更新日 : 2024年2月15日 webmaster 易者 脱魔術化と再魔術化 法律実務を生業としている私が「易者」の項目を立て占いや宗教について論考を書いていることに「奇異な感じ」を受けている方も相当数いるでしょう。 小川仁志「哲学の最新キーワードを読む」(講談社現代新書)に次の記述があります。 […]