5者のコラム 「医者」Vol.83

他人事だから出来る仕事

 医師は身内の手術が出来ないという話を聞いたことがあります。FBでこの話題を書き込んだら大いに議論になったことがあるので紹介します。
1 僕も身内の紛争の代理は出来ないなあ。クールな判断が出来そうにない。
2 医者も自分の身内の手術は出来ないと言うね。「好き」という感情を優先させるのであれば趣味に止めておいた方が良い。他人事だからこそ仕事ができるのよ。
3 その意味で親しい友人からの案件ってのもやりにくいです。2件ほどやりましたが、自分だけでは精神的にきついので事務所の若い先生に手伝って貰いました。
4 そうですよね。法律業務は(良い意味で)「他人事」だから出来るんですね。身内や親しい友人なんかになってくると「他人性」が希薄になるからやりにくいんですよね。そう考えると、レヴィ=ストロースがインセストタブーを人間社会の根本規範(男性は自分の女性を他人に与え・他人から女性を受け取らなければならない)として考察したことに繋がってきます。
5 「妹萌え」はあくまでフィクションにしておいた方が良いわけですねw。
6 フィクションじゃなかったら大事(おおごと)ですよ。宮沢賢治が終生普通の女性と付き合えなかったのは「妹萌え」だったからだと言われています。
7 医師が患者さんのことを好きになったりしたら大変だな。
8 だからこそ「ヒポクラテスの誓い」では釘をさしているんじゃないの?
 対人関係専門職の仕事はあくまで「他人事」だから出来るんですよね。