2017年6月26日 / 最終更新日 : 2022年10月11日 webmaster 法律相談センターの行く末 筑後の法律相談センターが開設されたのは私が弁護士登録する1年半前。法律相談センターを所与として私は育ち恩恵を受けてきました。その恩に報いるため私は多少その責任を担ってきました。以下は相談者の減少に関してFB上で議論した […]
2017年5月1日 / 最終更新日 : 2024年5月5日 webmaster 偶然性の主張立証責任 保険金請求訴訟で「偶然性の主張立証責任」がいずれにあるかは直接に訴訟の帰趨を決する重大な問題です。性質上これらは白か黒かではなく灰色すなわち「よく判らない」という流れになることが多く、かかる場合は主張立証責任を負う側が敗 […]
2017年2月24日 / 最終更新日 : 2024年5月5日 webmaster 精神医療と近隣住民の不安 精神障害者による犯罪が発生すると(比較的軽いものでも)近隣住民から精神医療施設に対し苦情が出ることがあります。以下は通院患者による軽犯罪に関して精神医療施設に出された近隣住民の苦情に対し当職が医療施設側で起案した説明文の […]
2016年12月7日 / 最終更新日 : 2025年4月3日 webmaster 因果関係の意味:医学と法学 「因果関係」という言葉は、医学と法学で異なる意味で使われています。自然科学に属する医学と社会科学に属する法学の存在意義の違いにもとづくものと言っても良いでしょう。 1 医学的因果関係 自然科学に於ける因果関係は、前提 […]
2016年10月25日 / 最終更新日 : 2024年5月5日 webmaster 自賠責と弁護士費用 交通事故による損害賠償請求訴訟において、弁護士費用を認容額の10%程度、相当因果関係のある損害として加害者に負担させるのが判例の一般的な見解です。例えば5000万円を基本損害とすると500万円の弁護士費用分が加わります。 […]
2016年8月1日 / 最終更新日 : 2024年5月5日 webmaster 移送の申し立て 裁判所間で裁判権を・どの裁判所が・どの範囲で行使するかを決めることを「管轄権の定め」と言い、訴訟法で規定されています。管轄権のある裁判所に訴訟を提起した場合、その裁判所で審理をするのが通常ですが、その裁判所の判断で他の裁 […]
2016年5月11日 / 最終更新日 : 2024年7月10日 webmaster 弁護士会ADR2 「弁護士会ADR」(13/9/30)で裁判外紛争解決手続につき報告しています。今般、2回目のADR仲裁人を担当たので、その報告です。 本年2月15日、弁護士会事務局から「2月に申立が為された事件について仲裁人を引き受け […]
2016年3月2日 / 最終更新日 : 2024年5月5日 webmaster 過払金支払いを免れるための別会社悪用 利息制限法違反の利息を収受したサラ金業者が過払金支払を免れるため別会社を設立して新たに貸付業務を行うケースが見受けられます。以下は久留米に支店を有していた貸金業者Sの大株主*が別会社を設立し・S顧客を別会社に誘導(同じビ […]
2016年1月8日 / 最終更新日 : 2024年5月5日 webmaster 会社の清算を巡る訴訟 会社は資本労力の結合・企業危険の分散という意義がある反面、一部の者が他者の利益を犠牲にして自己利益を追求する弊害も生じ得ます。会社法は訴訟・非訟・罰則など公法的色彩の強い手続規定も設けています。以下は会社清算を巡る取締役 […]
2015年10月7日 / 最終更新日 : 2024年7月25日 webmaster 交通事故後の拡大損害と医療水準 民法上の損害賠償責任は行為から通常生ずべき損害の賠償にとどまります。交通事故による治療が絡む場合、賠償すべき治療範囲は医師が通常の医療水準に従って行われた医療行為に限られます。医療水準にみたない医療行為が行われ損害が拡大 […]
2015年6月24日 / 最終更新日 : 2025年5月10日 webmaster 未収金と分割払い 専門職に対する生活困窮者のニーズを「金銭的裏付けのある需要」(有効需要)に変えるためには社会的制度が必要です。そしてこの制度を維持するためには利用者が約束を守ることが不可欠です。約束を守らない人が多くなると制度全体が破綻 […]
2015年3月2日 / 最終更新日 : 2024年11月13日 webmaster 公示催告・除権判決 私は東京に所在する裁判所の全審級に出廷したことがあります。最高裁・高裁・地裁・家裁・簡裁です。私が(訴額が小さい)東京簡裁に出廷したのは「公示催告・除権判決」という特殊な手続を行うためでした。有価証券に関する勉強機会と思 […]