2016年3月2日 / 最終更新日 : 2024年5月5日 webmaster 過払金支払いを免れるための別会社悪用 利息制限法違反の利息を収受したサラ金業者が過払金支払を免れるため別会社を設立して新たに貸付業務を行うケースが見受けられます。以下は久留米に支店を有していた貸金業者Sの大株主*が別会社を設立し・S顧客を別会社に誘導(同じビ […]
2016年1月8日 / 最終更新日 : 2024年5月5日 webmaster 会社の清算を巡る訴訟 会社は資本労力の結合・企業危険の分散という意義がある反面、一部の者が他者の利益を犠牲にして自己利益を追求する弊害も生じ得ます。会社法は訴訟・非訟・罰則など公法的色彩の強い手続規定も設けています。以下は会社清算を巡る取締役 […]
2015年10月7日 / 最終更新日 : 2024年7月25日 webmaster 交通事故後の拡大損害と医療水準 民法上の損害賠償責任は行為から通常生ずべき損害の賠償にとどまります。交通事故による治療が絡む場合、賠償すべき治療範囲は医師が通常の医療水準に従って行われた医療行為に限られます。医療水準にみたない医療行為が行われ損害が拡大 […]
2015年6月24日 / 最終更新日 : 2024年5月5日 webmaster 未収金と分割払い 専門職に対する生活困窮者のニーズを金銭的裏付けのある需要(有効需要)に変えるためには社会的制度が必要です。そしてこの制度を維持するためには利用者が約束を守ることが不可欠です。約束を守らない人が多くなると制度全体が破綻する […]
2015年3月2日 / 最終更新日 : 2024年11月13日 webmaster 公示催告・除権判決 私は東京に所在する裁判所の全審級に出廷したことがあります。最高裁・高裁・地裁・家裁・簡裁です。私が(訴額が小さい)東京簡裁に出廷したのは「公示催告・除権判決」という特殊な手続を行うためでした。有価証券に関する勉強機会と思 […]
2014年12月22日 / 最終更新日 : 2024年5月5日 webmaster 後遺障害認定に対する異議申立 交通事故賠償において後遺障害等級認定が如何に為されるかは大きい問題です。自賠責認定が後の訴訟を拘束するわけではないとしても賠償額は認定された後遺障害等級を踏まえて議論されるのが通常です。被害者代理人は認定等級に疑問があれ […]
2014年11月17日 / 最終更新日 : 2024年5月5日 webmaster 競業避止義務 顧問会社から寄せられる質問に従業員退職後に競業避止義務を課することの可否があります。従業員が競業他社に就職したり、類似会社を設立し自社の利益を侵害することを良く思わない経営者が多いからです。以下は企業に提出した意見書の抜 […]
2014年6月27日 / 最終更新日 : 2024年2月1日 webmaster 被害者側から見た素因減額 非典型後遺障害に関しては(交通事故と症状の相当因果関係が認められる場合でも)被告損保会社から素因減額の主張が出されることが多く被害者側は更なる主張立証を余儀なくされます。以下は某事案において被害者原告側で主張した書面です […]
2014年5月30日 / 最終更新日 : 2024年5月5日 webmaster 非典型後遺障害 交通事故被害者に心療内科疾患等が生じることが多く見受けられます。損保会社は事故との因果関係を争うのが常なので被害者の代理人は疾患に関する医学的研鑽を積み法的に表現できる技術を磨くべきです。以下は某訴訟で作成した準備書面の […]
2014年2月26日 / 最終更新日 : 2024年5月5日 webmaster 境界確定と民事訴訟 相隣関係事件の中で最も多いのが境界確定訴訟です。「境界」は登記官が設定する公法上の境界を言うのですが経験が少ない若手弁護士には理解不足が目立ちます。特に境界確定事件(非訟事件)と土地明渡請求事件等(訴訟事件)が混在してい […]
2013年11月27日 / 最終更新日 : 2024年5月5日 webmaster 損保会社の意見書 交通事故賠償請求訴訟において被告から医師名義「意見書」が提出されることがあります。損保会社の依頼により主治医の診断や治療の意義を否定するもの。自分では診察したことのない患者に関する見解を「医師と」いう肩書きで勝手に述べて […]
2013年9月30日 / 最終更新日 : 2024年5月5日 webmaster 弁護士会ADR 福岡県弁護士会は裁判外紛争解決(ADR)制度を有しています。部会毎に仲裁人名簿が整備されています。以下は初めて担当した事案の報告です。 私は今年4月から筑後部会紛争解決センター仲裁人名簿に名を連ねている。5月9日、さっそ […]