2025年3月23日 / 最終更新日 : 2025年3月25日 webmaster 相手方から学ぶ 仏典でダイバダッタはシャカを疎ましく思い殺そうと企てた悪人として描かれます。しかし「法華経」(提婆達多品)においては、シャカが「自分が悟りを開くことが出来たのはダイバダッタがいてくれたおかげだ」と感謝する姿を描いています […]
2025年3月20日 / 最終更新日 : 2025年3月28日 webmaster 経験と習慣 國分功一郎「手段からの解放」(新潮新書)に以下の記述があります(207頁)。 ならば主体が再来するための手がかりはどこになるのか。ヒントのひとつはおそらく習慣(habit)にある。我々はしばしばまず主体があってそれが習慣 […]
2025年3月17日 / 最終更新日 : 2025年4月3日 webmaster カッコ悪い生き方 兼好法師は他人に「人間は40歳前に死ぬのが美しい」と言っておきながら(第7段)自分は70歳頃まで生き延びた人です。老年になって「他人の恋文の代筆までしていた」と伝わります。カッコ悪い生き方。批判する人もいるでしょう。でも […]
2025年3月14日 / 最終更新日 : 2025年3月10日 webmaster お金はないけど時間はある JR八王子駅。学生時代(42年前)の思い出がある。新宿で飲み会があり中央線最終電車で帰るとき国分寺駅を寝過ごしてしまい気がついたら八王子だ。上りの電車はもうない。 仕方がないので甲州街道を夜通し歩いて帰った。お金はないけ […]
2025年3月11日 / 最終更新日 : 2025年3月11日 webmaster 春はあけぼの やうやう白くなりゆく山際、少し明かりて、紫だちたる雲の細くたなびきたる。 暖かくなって、朝の散歩が気持ちよい季節になってきましたね。
2025年3月8日 / 最終更新日 : 2025年3月8日 webmaster 車が主役の漫画 子どもの頃「サーキットの狼」に魅了された男が「ポルシェ911カレラRS’73早瀬左近タイプ」のフィギュア前を通り過ぎることは出来なかった。1台では淋しいので「マッハ555」を並べた。 昔は「車が主役の漫画」が […]
2025年3月5日 / 最終更新日 : 2025年3月1日 webmaster 長塚京三さんだからこそ 映画「敵」(監督脚本・吉田大八)を拝見。原作をかなり忠実に映像化されている。むしろ映画でなければ表現できない料理や女性たちとの距離感の映像化が見事。原作(1998)との時間差により、細かい点を現代風にアレンジしている。だ […]
2025年3月2日 / 最終更新日 : 2025年3月2日 webmaster 独居老人日常生活 筒井康隆「敵」(新潮文庫)。独居老人日常生活の細かな描写が「私小説的な湿気」や「人生論的な凡庸」を排除している。が、最後まで読むと「あまりにも細かすぎる描写」こそ「老人は初めから既に現実から離れていたのかも?」という印象 […]
2025年2月27日 / 最終更新日 : 2025年2月27日 webmaster つつじとツバキ 「久留米市世界つつじセンター」(山本町)と「久留米市世界のツバキ館」(草野町)。 久留米つつじは久留米藩の武士坂本元蔵が品種改良に成功したものです。 久留米は世界的に著名なツバキの産地で特に「正義」(まさよし)が有名です […]
2025年2月25日 / 最終更新日 : 2025年2月25日 webmaster 高齢者本の傾向と対策 酒井順子「老いを読む老いを書く」講談社現代新書。若者が紙の本を読まなくなっているのに対し高齢者は本に対する厚い信頼を持つ世代である。悩みや不安を抱いたときに頼るのはネットではなく生身の人間もしくは紙の本。今の高齢者はおそ […]
2025年2月23日 / 最終更新日 : 2025年2月25日 webmaster 後見事件の引き受け可能性 沢村香苗「老後ひとり難民」(幻冬舎新書)で具体的に指摘される問題例(12頁)。①身寄りのない高齢者が入院して身動きがとれないとき医療費は誰がどうやって払うのか②入院した高齢者の携帯電話料金がコンビニ払いだったら誰がどうや […]
2025年2月20日 / 最終更新日 : 2025年2月19日 webmaster 傷と傷によって 村上春樹『色彩を持たない田崎つくると、彼の巡礼の年』に「人の心と人の心は調和だけで結びついているのではない。それはむしろ傷と傷によって深く結びついているのだ。痛みと痛みによって、脆さと脆さによって繋がっているのだ。」とい […]