2012年6月25日 / 最終更新日 : 2023年12月20日 webmaster 易者 おまけに死ぬこと・サルトルから学ぶ 漫画「イキガミ」(間瀬元朗・小学館)は「国家繁栄維持法」なる法律を主題としています。この法律は国民に生命の価値を認識させるため1000分の1の若者に死亡予告書を出します。遺族への優遇措置や自暴自虐になり罪を犯した者を処罰 […]
2012年5月16日 / 最終更新日 : 2022年10月10日 webmaster 易者 変じゃないかという不安とプライド A 私はずっと自分が少し変なんじゃないかって思ってきたんです。小さいときから他人が考えていることがよく判らないまま生きてきたんです。何故、他の人は普通に暮らしているんでしょうか?先生、私はまともな法律家になれるんでしょう […]
2012年4月20日 / 最終更新日 : 2023年10月30日 webmaster 易者 愛せない場合には通り過ぎる 鈴木淳史「占いの力」(洋泉社新書y)に次の記述があります。 そもそも性格なんてものがあるとするならば、それは極めて相対的なものなのではないのか。(略)性格というとなにやら特定の性質として個人に備わっているように思えてしま […]
2012年3月1日 / 最終更新日 : 2023年10月19日 webmaster 易者 今後何をすれば良いか? 副島隆彦「なぜ女と経営者は占いが好きか」(幻冬舎新書)の記述。 学生時代(若い頃)にいわゆる勉強秀才だった人間たちは占い・呪いをバカにしている。非科学的だ、迷信だ、愚かな人間のすることだ、と見下している。しかし、そうでは […]
2012年1月23日 / 最終更新日 : 2023年10月19日 webmaster 易者 祝日祭日の呪い 今も愛唱されている唱歌「1月1日」。「年の初めの例(ためし)とて終わり無き世のめでたさを松竹たてて門(かど)ごとに祝う今日こそ楽しけれ」この歌は明治26年8月12日に告示された唱歌8曲の1つで千家尊福(文部省普通学務局長 […]
2012年1月5日 / 最終更新日 : 2023年10月30日 webmaster 易者 親の葬儀をすること 嵐山光三郎・大村英昭「上手な逝き方」(集英社新書)で嵐山氏はこう述べます。 父が死んで10年以上になるんですが、自分の手で葬式というものを仕切りたかった、と言うとおかしいいんですけれども、人間の一生のうちの儀式の中で何が […]
2011年11月10日 / 最終更新日 : 2023年2月12日 webmaster 易者 お酒と思想 司馬遼太郎氏は次のように講演しています(「司馬遼太郎全講演Ⅰ」朝日文庫)。 そもそも思想とはどういうものかと言いますと、思想も宗教も含めまして、ひとつの観念だと私は考えています。観念とはウソであります。フィクションですね […]
2011年10月1日 / 最終更新日 : 2023年10月27日 webmaster 易者 ブームと研究の関係 世間は風水ブームです。家の建て方など商売道具としての風水がマスコミで関心を呼んでいます。しかし風水を学問的に研究している方からは困った眼差しが向けられています。 三浦國雄氏は「風水講義」(文春新書)でこう述べます。 問 […]
2011年8月25日 / 最終更新日 : 2023年10月19日 webmaster 易者 存在と対話の意味 内田樹先生はブログでこう述べています。 「存在するとは別のしかた」 (autrement qu’être) というレヴィナスの難解な概念がすとんと肚に収まったのは、父親が死んで小さな骨壺と遺影を置いた棚に向かって、無 […]
2011年7月21日 / 最終更新日 : 2023年10月27日 webmaster 易者 予言の自己成就 予言の自己成就は社会学者R・K・マートンが定式化した概念です。予言によって、ある状況が起こりそうだと考えて人々が行為すると、そう思わなければ起こらなかった状況が現実化してしまうことを言います(井上俊他「命題コレクション社 […]
2011年6月20日 / 最終更新日 : 2024年2月20日 webmaster 易者 「心の現実」のパターン 学生の頃、私はユングを毛嫌いしていました。非科学的な学説・ナチスへの接近など、ありがちな批判を口にしました。そんな私を正したのは現象学という哲学の考え方。 鏡リュウジ「『占い脳』でかしこく生きる」(河出書房新社)はこう […]
2011年5月6日 / 最終更新日 : 2023年12月20日 webmaster 易者 苦難と迫害の意味づけ A 先生、私にだけ何故こんな問題が生じるのでしょうか?不条理です。 B ああ、あなたもですか?実は僕も難問が生じたとき「何故、先生のときにだけこんな難問が生じるんでしょうね?」って言われたことがあったんですよ。 A で、 […]