2010年3月11日 / 最終更新日 : 2023年10月29日 webmaster 役者 アウェーで戦うこと 鈴木忠志氏は「演劇とは何か」(岩波新書)でこう述べます(81頁)。 能は、観阿弥が活躍した時代には農村の神事芸能、寺社を中心とした芸能でした。それが世阿弥の代になって京都へ出ることになり、都市芸能になった。そして、この都 […]
2010年2月10日 / 最終更新日 : 2023年10月29日 webmaster 役者 舞台の設営の仕方 「舞台」とは、文字どおり「舞」うための「台」です。舞台は通常、観客席の床面よりも高く設定されます。これにより役者の演技が観客席から見えやすくなり、舞台と客席の区別を付けることが出来るようになっています(新芸術研究会「劇つ […]
2010年1月4日 / 最終更新日 : 2023年10月29日 webmaster 役者 報道機関と弁護人の距離感 「福岡若手弁護士のブログ」でM弁護士はこう述べます。 報道に全然弁護士が絡んできておらぬので担当の弁護士はおそらく取材をシャットアウトしておるのであろう。一般の人には理解できぬと思うが弁護人はこの段階だと被告人の言い […]
2009年11月20日 / 最終更新日 : 2023年10月29日 webmaster 役者 演出家に必要な要素 NHK「おじゃる丸」の監督・大地丙太郎氏は「これが『演出』なのだっ」(講談社アフタヌーン新書)で演出家に必要な要素として3点をあげます(6頁)。 1 この仕事が好きでしようがない・という人でないと、まずはおもしろいものは […]
2009年10月15日 / 最終更新日 : 2023年10月29日 webmaster 役者 面とペルソナ 社会学において「ペルソナ」はこう説明されます(「岩波小辞典社会学」)。 舞台俳優の付ける仮面の意味から転じて、対人関係での”役割”や自我に見られる”演技性”や”虚構性”を示す。パーソナリティの語源でもある。 他方、中 […]
2009年8月21日 / 最終更新日 : 2023年12月17日 webmaster 役者 陳述書の方法論(創造的契機・破壊的契機) 国弘威雄氏は、師匠である橋本忍氏から何度も何同じシーンを書かされ、1字も書けなくなったときにこう言われたそうです(中園健司「脚本家」西日本新聞社)。 どうして書けないんだ。いや、大体、君はそこのシーンをうまく書こうと思う […]
2009年8月7日 / 最終更新日 : 2023年12月17日 webmaster 役者 犯罪に対するクールな認識 浜井浩一編著「家族内殺人」(洋泉社新書y)に次の記載があります。 犯罪や環境問題に限らず最近のマスコミ報道の作り出す社会問題にはかなり脚色されたものが多い。これは視聴率競争の中でニュース報道が劇場化し脚色されているためで […]
2009年6月24日 / 最終更新日 : 2023年10月18日 webmaster 役者 ブレヒトの叙事演劇(感情移入を止める) 現代演劇を語るに際しブレヒトは避けて通れない人物です。ブレヒトは1889年アウグスブルグに生まれました。第2次大戦中はナチスの手を逃れて各国で亡命生活を送り、マルクス主義を基礎にした新しい演劇理論によって演劇界に新風を巻 […]
2009年5月1日 / 最終更新日 : 2023年10月30日 webmaster 役者 第三者としての冷静な目線 弁護士が依頼者と常に同じ目線でいるのならば、存在意義がありません。例えば顧問企業に対して顧客から「おたくの商品の欠陥のせいでケガをした」という苦情が寄せられたとします。かような場合、担当者によっては顧客にひたすら頭を下げ […]
2009年4月4日 / 最終更新日 : 2023年10月30日 webmaster 役者 「目の動き」で判る? 映画「マルサの女」のモデル斉藤和子氏の講演を拝聴する機会に恵まれました(日本生命久留米支店開催)。要点は以下のとおり。 「目は口ほどにモノを言う」。勝負の場で真実か否かを見極めるのは「目の動き」である。人間は嘘をつくとき […]
2009年2月14日 / 最終更新日 : 2022年10月13日 webmaster 役者 時分の花・まことの花 世阿弥は次のように述べます(「風姿花伝」岩波文庫14頁)。 稚児といい、声といい、しかも上手なれば、何かは悪かるべき。 さりながら、この花はまことの花にはあらず。ただ時分の花なり。 「時分の花」の中で […]
2009年1月29日 / 最終更新日 : 2023年10月30日 webmaster 役者 日常性を意識的に組み合わせて何度でも 平田オリザ氏は俳優に対しこう要求します(「演技と演出」講談社現代新書)。 ①「日常の」動作をすること。日常演技が出来ない者に非日常的演技が出来るわけがありません。日常的動作を演じろと言われたら意外と出来ないものです。 ② […]