2020年1月20日 / 最終更新日 : 2023年8月8日 webmaster 5者 未来の他者との対話 中島岳志「100分で名著・オルテガ・大衆の反逆」(NHK)において中島さんは柳田国男が好んだという以下の見事な記述を紹介しています。 かつて日本では「御先祖になる」という言葉が日常的に使われていた。「あなたは良い心がけだ […]
2019年12月6日 / 最終更新日 : 2022年9月29日 webmaster 5者 法律家は二分法では考えない A 弁護士さんは国家権力を悪だと考えておられるんでしょう? B そんなことありませんよ。国家が無ければ平穏な生活に必要な秩序が無くなります。法律学は大人の学問ですから「およそ国家が正義か悪か?」といったオール・オア・ナッ […]
2019年11月2日 / 最終更新日 : 2024年5月25日 webmaster 5者 初心忘るべからず! 役者5(07年2月15日)で「初心忘るべからず」という世阿弥の言葉を引用しました。医者104(17年1月25日)では「新しく来たケースに関しては誰もが初心者なのだ」という熊倉医師の言葉を引用しています。「他者としての来談 […]
2019年9月28日 / 最終更新日 : 2023年10月29日 webmaster 5者 複眼的な社会考察の意義 平野龍一博士は名著「刑事訴訟法」(有斐閣)のはしがきでこう述べます。 これまで我が国では訴訟の動的把握ということが宣伝されてきた。確かに訴訟は動くものであり動的理論構成によって多くの学問的成果が生み出された。しかし他方、 […]
2019年8月26日 / 最終更新日 : 2023年10月27日 webmaster 5者 人は1つの時間を2度経験する 高橋源一郎さんが人生相談(毎日新聞)でこう回答しています。 わたしは今年66歳です。身の衰えを感じる時も多くなりました。(略)幼い頃、祖父母を見て彼らはどうしてこんなに年老いているのだろう、と不思議でした。そして年老いて […]
2019年7月17日 / 最終更新日 : 2023年5月22日 webmaster 5者 困った相談者から言われるコトバ 2チャンネルに「弁護士が困った相談者から言われるコトバで野球のメンバーを組む」なる記事が出ていました。この記事はフェイスブック上で拡散され、多くの弁護士が賛同のコメントを寄せていました。それだけ多くの弁護士がこれら「困っ […]
2019年6月12日 / 最終更新日 : 2023年10月27日 webmaster 5者 他の人が読むに耐える文章に仕上げる 東山彰良氏は「推敲論」でこう述べています(西日本新聞)。 小説を書き上げた直後というのは試験の答案を書き終えた直後と似ている。いくら見直ししても悪いところが見えない。だから私は一度自分が書いた物語を忘れ、まっさらな […]
2019年5月7日 / 最終更新日 : 2023年10月27日 webmaster 5者 機会費用の概念・法的手続をしない利益 中村修治さんがFB上でこう記されています。ある経済学者の解説。 「彼らは機会費用が安いのだ。貧乏人に多い」。 機会費用とは、ある行動を選択することによって失われる他の選択可能な行動のうちの最大利益を指す経済学上の概念 […]
2019年5月3日 / 最終更新日 : 2023年10月27日 webmaster 5者 商売行為と品位(米倉教授の発言) 米倉明教授は戸籍時報652号62頁でこう述べます。「昨今の司法書士に比べると弁護士は商売気において著しく減退している。弁護士事務所にしても,まるで拘置所か幽霊屋敷よろしく,内部を一切見られないようにし,かつ,ドアを固く閉 […]
2019年3月27日 / 最終更新日 : 2023年10月27日 webmaster 5者 過去理解か・未来予感か ある学校の国語先生が<現代文の意味>について説明されていたので引用。 最初の授業なので、担当者である私が考える「現代文とは何か?」の定義も披露しました。「現代文」というのは最もその輪郭が漠然とした科目なので、そこに輪 […]
2019年2月22日 / 最終更新日 : 2022年10月9日 webmaster 5者 謙虚さがなくなる14の兆候 FBで「謙虚さがなくなる14の兆候」という良記事が引用されていました。 1 時間に遅れがちになる。 2 約束を自分の方から破りだす。 3 挨拶が雑になりだす。 4 他人の批判や会社の批判が多くなる。 […]
2019年1月21日 / 最終更新日 : 2024年7月12日 webmaster 5者 法の日常を成り立たせるものを言語化する 日常業務と哲学の関係について中村多美子弁護士(大分)とFB上で対話。 H 世間から見れば哲学は無駄な営みですよね。学者も「法哲学が必要となるのは大事件だけであり普通のありふれた事件は哲学や思想とは関係がない」と考えている […]