2008年2月26日 / 最終更新日 : 2023年10月30日 webmaster 学者 知識を得る・クリエイティブなことを試す 羽生さんは良い将棋を指す条件として①知識を得ること、②クリエイティブなことを試すことという2点をあげています(羽生・小山「勉強について私たちの考え方と方法」PHP)。①はセオリーを学ぶこと・その世界の常識を体系的に吸収す […]
2008年2月17日 / 最終更新日 : 2023年10月30日 webmaster 役者 男時・女時の循環を見極める 役者12において調子が良いときと悪いときの違いを述べた上で、調子が悪いときの対処のしかたにも若干言及しています。今風には「バイオリズム」とでも言うのでしょうが、世阿弥はもっと洒落た表現を使っています(「風姿花伝・花傳第七 […]
2008年2月13日 / 最終更新日 : 2023年10月30日 webmaster 医者 良い医者とは(2)看護師の視点 良い医者とは何か?という点について看護師の視点を紹介します(永井明「医者が尊敬されなくなった理由」集英社文庫)。 ・ 決断の早い先生ですね。 ・ たとえ治療に失敗しても、その失敗をカバーできる力を持ったお医者さん。 ・ […]
2008年2月5日 / 最終更新日 : 2023年10月10日 webmaster 5者 法律家を規定する規範 経験法学研究会(川島・碧海・平野等)は「科学としての法律学」を合い言葉に法律学の相対化を試みていました。隣接諸科学との連携を重視し法律学の専制を戒める自制的な研究はアメリカから輸入されたリアリズム法学とともに一世を風靡し […]
2008年2月1日 / 最終更新日 : 2024年7月8日 webmaster 役者 キャラと役割演技 哲学者・鷲田清一先生は論文「キャラで成り立つ寂しい関係」の中で以下の指摘をしておられます(瀬沼文彰「キャラ論」(StudioCello)72頁)。 キャラがかぶるという言葉はテレビのショー番組であれ実際の人間関係において […]
2008年1月23日 / 最終更新日 : 2024年2月25日 webmaster 易者 分類とあてはめ 池田清彦「分類という思想」(新潮選書)に次の記述があります。 分類することは思想を構築することだと私は思う。しかし、ほとんどの人はそうは思っておらず、分類はただの道具だと思っているかもしれない。我々の日常はのべつまくなし […]
2008年1月19日 / 最終更新日 : 2023年10月30日 webmaster 医者 良い医者とは(1)医師の視点 永井明氏は「良い医者とは何か」医師にインタビューしました。 A医師「名医は同僚のS先生です。私にはとても真似が出来ませんが彼はひたすら患者さんの言うことを根気よく聞いてあげる。病人・とくに内科に来る患者さんの内、何割かは […]
2008年1月15日 / 最終更新日 : 2023年10月30日 webmaster 学者 書物と知識と対話の関係 一橋言語社会研究所の古澤ゆう子教授は大学の機関誌で次のように述べています。 何かについて「あの本のどこらへんに載っているか知っている」だけでは本当に「知っている」ことにはならない。しかし世の多くの「知者」は自分の内に持 […]
2008年1月5日 / 最終更新日 : 2023年10月30日 webmaster 芸者 ヘルプ・売り上げ・オーナー 浅川夏樹氏は夜の銀座の女性をこう説明します(「夜の銀座の資本論」中公新書ラクレ)。入店した女性ホステスはまず「ヘルプ」になります。固定的な「日給」と売り上げに比例する「歩合」が収入となります。少なくとも月に4回は顧客との […]
2007年12月21日 / 最終更新日 : 2023年10月15日 webmaster 5者 他人の棘を受け流す技術 「燃えつき症候群」(金剛出版・昭和63年)は以下の構成です。第1章(対人専門職の受難の時代)第2章(調査にみる医師等の燃えつきの背景)第3章(中学校教師の燃えつき状態の心理社会的背景)第4章(対人専門職のメンタル・ヘルス […]
2007年12月16日 / 最終更新日 : 2023年10月30日 webmaster 芸者 賢者は聞き愚者は語る ホストの会話の基本は「イエス」「ノー」で応えられる質問をしないことです(向谷匡史「ホストの実践心理術」KKベストセラーズ)。「こういうお店はよくいらしゃるんですか?」「いいえ」「お酒は強いんですか?」「いいえ」「昼間はお […]
2007年12月6日 / 最終更新日 : 2023年10月15日 webmaster 易者 宗教心と虚無感情 吉本隆明氏は「マチウ書試論」(講談社文芸文庫)において「イエスは架空の人物である」ことを前提にマチウ(マタイ)書の作者が「意識的に詐術を働いた」と述べます。 原始キリスト教徒はひとりの架空の教祖をつくりあげることによって […]