2010年3月11日 / 最終更新日 : 2023年10月29日 webmaster 役者 アウェーで戦うこと 鈴木忠志氏は「演劇とは何か」(岩波新書)でこう述べます(81頁)。 能は、観阿弥が活躍した時代には農村の神事芸能、寺社を中心とした芸能でした。それが世阿弥の代になって京都へ出ることになり、都市芸能になった。そして、この都 […]
2010年3月6日 / 最終更新日 : 2023年10月29日 webmaster 芸者 地方で働く魅力 酒巻明子氏は「キャバクラ嬢の作法」(総合法令)でこう述べています。 歌舞伎町や六本木はいわゆる高級店が多く、バブルが到来した人たちのお金が大量に流れ込むのも事実です。ただ、高級店は好況時には莫大な利益が上げられますが、家 […]
2010年3月2日 / 最終更新日 : 2023年12月17日 webmaster 医者 リーガルマインドの水的性格 「ニュートン別冊・水のサイエンス」はこのように述べています。 1 水は自然界の中できわめて異常な性質をもつ物質である。私たちは日常生活のなかで固体の水(氷)も液体の水も気体の水(水蒸気)も目にすることが出来る。 2 同じ […]
2010年2月23日 / 最終更新日 : 2023年12月17日 webmaster 易者 少ない分類・関係妄想・両義的コトバ 佐藤六龍氏は「『占い』は信じるな」(講談社+α新書)でこう述べます(27頁以下)。 1 当たっているように見える占いは分類が大雑把なものに多いのです。単純でわかりやすくできているために人気も高いものです。その一番は人を四 […]
2010年2月19日 / 最終更新日 : 2023年10月13日 webmaster 5者 体系内での基礎づけが出来ないこと ウィトゲンシュタインは「ある言語ゲームの意味をゲーム内で基礎づけることは出来ない」ことを主張しているようです(良く判らないけど伝聞)。「数学内部で数学体系の意味を基礎づけることは出来ない」ことを証明した(らしい)ゲーデル […]
2010年2月10日 / 最終更新日 : 2023年10月29日 webmaster 役者 舞台の設営の仕方 「舞台」とは、文字どおり「舞」うための「台」です。舞台は通常、観客席の床面よりも高く設定されます。これにより役者の演技が観客席から見えやすくなり、舞台と客席の区別を付けることが出来るようになっています(新芸術研究会「劇つ […]
2010年2月6日 / 最終更新日 : 2023年11月26日 webmaster 芸者 女性のほうが女性に厳しい? 「裁判官は女性なんですね。じゃあ女性の気持ちが判っていただけますね。」依頼者の女性からこう言われると私は返答に窮します。女性だから女性に有利な判断をする訳ではありません。逆に私の印象(あくまで個人的な・主観的な印象)では […]
2010年2月2日 / 最終更新日 : 2023年10月29日 webmaster 学者 高学歴ワーキングプア 大学院の重点化が図られた結果、就職口のない大学院生が大量に発生しています。博士過程を終了しても就職口がない者が5万3千人を超えるそうです。大学院重点化は多くの学生を学問というマーケットに留めたい大学と文科省による政策誘導 […]
2010年1月26日 / 最終更新日 : 2023年10月29日 webmaster 医者 ルールに従って欲しい 精神療法の開拓者であるM.バリントは、予定外の面接をねだり取ろうとした患者に対して、次のようにクールに対応したそうです(中井久夫訳「治療論としての退行」金剛出版)。 実際に私はどうしようとしたか。まず患者の困惑を承認し、 […]
2010年1月22日 / 最終更新日 : 2023年1月11日 webmaster 易者 「物理」と「物語」の調和 五木寛之氏は「元気」(幻冬舎文庫)においてこう述べます。 この世のことはすべて「物理」か「物語」のどちらかであると私は思う。「物理」は証明できなければならない。そして「物語」は共感されなければならない。その両方が大切なの […]
2010年1月18日 / 最終更新日 : 2023年10月29日 webmaster 5者 厳しい試験と丸い人格 小中陽太郎「ルポ司法試験」(1989・日本評論社)に以下の記述があります。 「ぼくがはじめて、自分の問題として弁護士にあったのは、ぼくの解雇撤回の民事訴訟を手弁当で手がけていただいた工藤勇治弁護士だった。氏は、その後、日 […]
2010年1月8日 / 最終更新日 : 2023年10月29日 webmaster 芸者 白黒思考の排斥・事実と規範の区別など 芸者31「心を疲れさせない技術」の前段も有用なので敷衍します。 ① 白黒思考の排斥 市民の中には訴訟は白か黒かを付けるものと誤解している方が多いようです。確かに論理的な意味において、訴訟とは原告が勝つための要件を最初 […]