2013年6月10日 / 最終更新日 : 2024年10月13日 webmaster 5者 「見立て」について 野田秀樹さんは演劇「THE BEE」のパンフレットでこう述べます(小道具礼賛)。 演劇にとって大事なものはテーマではない。小道具である。この事を世界中を回って改めて確信した。この芝居で人々が暴力を語る時、それは「暴力」そ […]
2013年6月5日 / 最終更新日 : 2023年10月30日 webmaster 易者 相談と「選択の自由」 鈴木淳史「占いの力」(洋泉社新書y)に以下の記述があります。 占いに限って言えば、近代という時代になって情報量が豊かになり人々が選ぶことが出来るものが増えてきたこともその流行を促した重要な理由である。昔のように神や天の言 […]
2013年5月27日 / 最終更新日 : 2022年10月5日 webmaster 役者 明確な対立線を描くこと A 弁護士の仕事の中で、どんな場面が特に演劇的だと感じますか。 B 一番感じるのは証人尋問の場面でしょうか。弁論は書面で自分の主張を行うだけなんです。傍聴している人は普通いませんし裁判官ともフレンドリーに話せます。尋問は […]
2013年5月22日 / 最終更新日 : 2023年10月30日 webmaster 学者 帰納法的論法と経験則 三段論法はアリストテレスが定式化したもので「AはBである。CはAである。ゆえにCはBである。」という論理形式を指します。最初の文を大前提、次の文を小前提、最後の文を結論といいます。ジョン・スチュワート・ミルは「三段論法の […]
2013年5月17日 / 最終更新日 : 2023年10月30日 webmaster 芸者 省略されているものは何? 水希さんは「銀座№1ホステスの心をつかむ話し方」(こう書房)で効果的に響く質問をするポイントとして「省略されているものは何?」と問うことをあげます。①<5W1Hを明確に>会話を盛り上げることは具体化することでした。そして […]
2013年5月13日 / 最終更新日 : 2023年10月30日 webmaster 医者 リーガルマインドの起動 尾藤誠司医師はこう述べます(「『医師アタマ』との付き合い方」中公新書ラクレ)。 医師アタマは私も含めた医療に携わる全ての医師が、さらには、おそらく薬剤師や看護師など医療に深く関わる専門職がある程度持っている思考回路で […]
2013年5月7日 / 最終更新日 : 2023年10月30日 webmaster 5者 タガを外す? 近時、私は「自分は提訴しない(できない)だろうな」と感じる事件の被告側を受任することが増えてきました。最初は何故こんな事件を提訴するのだろうと思っていましたが「将来の弁護士活動はこうなるのでは?」という予感も生じています […]
2013年4月24日 / 最終更新日 : 2022年10月4日 webmaster 易者 みんなが憧れる仕事? 以前フェイスブックに次の書き込みをしました。>修習生に対する給費制復活を目論む日弁連のスローガンは「金持ちしか法曹になれない」のは駄目だ、というものだ。このスローガンは法曹の仕事を「みんなが憧れる良い仕事」だと前提し、金 […]
2013年4月19日 / 最終更新日 : 2023年10月30日 webmaster 医者 疫学的推論と因果関係 津田敏秀氏は「医学と仮説」(岩波科学ライブラリー184)でこう述べます(82頁)。 ある期間において、ある個人に生じたある暴露が、後にその人にある病気を引き起こしていることを想定し、この人にこの2つの出来事が起こった場合 […]
2013年4月15日 / 最終更新日 : 2023年10月30日 webmaster 芸者 欲望は他人の欲望である 弁護士は他人の欲望と対峙し・満足させ・その対価として金銭を得るのが商売です。ゆえに弁護士は「欲望とは何か?」問い続けることが求められています。この問いに対しジャック・ラカンが鋭い思索を示しています。斉藤環「生き延びるため […]
2013年4月9日 / 最終更新日 : 2023年10月30日 webmaster 役者 父と息子の構造化された物語 映画「Always3丁目の夕日64」を観ました。感心したのは主人公茶川と実父の関係、茶川が子供同様に育てている淳之介に対する関係が重層的に描かれていたこと。息子を誰よりも気に掛けているはずなのに憎まれ口を叩いてしまう父親 […]
2013年4月3日 / 最終更新日 : 2023年10月30日 webmaster 学者 学問的決定と実践的判断 デカルトは次の道徳規則を自分に課しました。(「方法序説」中公クラシックス) 自分の住む家の建て直しを始めるに先だっては、それを壊したり・建築材料や建築家の手配をしたり・自分で建築術を学んだり・注意深く設計図が引いてあ […]