2021年5月24日 / 最終更新日 : 2023年3月20日 webmaster 役者 面倒くさいという気分の分析 宮崎駿監督が「めんどくさいなあ」と呟きながら作業している姿は世間に衝撃を与えました。宮崎監督は映画製作を<楽しそうに>作業していると想像していた人が多いからでしょう。しかし「プロ」としての作業は実に面倒くさいものなのであ […]
2021年5月19日 / 最終更新日 : 2023年10月29日 webmaster 学者 経済活動の成果を表現する会計言語を学ぼう 田中靖浩「会計の世界史」(日本経済新聞)は概ね以下の内容です。 第1 簿記と会計の誕生 1 15世紀イタリア(銀行革命)為替手形の利用・利息の許容・スンマの出版 2 15世紀イタリア(簿記革命)商人たちが複式簿記で自ら記 […]
2021年5月10日 / 最終更新日 : 2023年10月29日 webmaster 医者 「他人ごとの事件」との関わり 中条省平「100分で名著・ペスト」(NHK)に次の記述。 もともと他人ごとの事件として、このペスト騒ぎを、たまたま取材に来ただけの記者ランベールにとって、この町は本来自分とはなんの関係もなかった訳ですが、その場で自分に […]
2021年5月5日 / 最終更新日 : 2023年10月29日 webmaster 5者 非合理な心的現象と付き合う 田中仁彦「デカルトの旅/デカルトの夢」(岩波現代文庫)によると近代合理主義哲学の祖デカルトは自分が観た夢の内容で自分が進むべき道を決めました。 デカルトは1619年にドナウ河畔の宿のベッドの中で3つの夢を見ました。1つ […]
2021年4月27日 / 最終更新日 : 2023年10月29日 webmaster 芸者 「保守的」な人々(反体制の野心?) 岩下尚史「芸者論」(雄山閣)に以下の記述があります(若干省略)。 吉原は元和3(1617)年に江戸唯一の色里として官許を得ています。時の吉原の経営者が幕府に当てた文には封建社会をおびやかすことのないよう幕府に対する謀反人 […]
2021年4月23日 / 最終更新日 : 2023年10月21日 webmaster 易者 他人の予測不可能性と折り合うこと 内田樹先生が教育に関して素晴らしい比喩をあげておられます。 どうしてこんなに生命力が衰えたのか。本書では語り切れなかったので、ちょっとだけここで加筆しておきますけど、その理由の1つは産業構造の変化だと思います。農作物 […]
2021年4月19日 / 最終更新日 : 2024年10月24日 webmaster 役者 資本収益率は経済成長率より大きい 映画「21世紀の資本」(ジャスティン・ペンパートン監督)を拝見した。面白かった。フランス人経済学者トマ・ピケテイが2014年に著した「21世紀の資本」の中心的主張は極めて単純である。「資本収益率は経済成長率よりも高い」と […]
2021年4月14日 / 最終更新日 : 2023年10月29日 webmaster 学者 文学部系で学んだことが役に立つ 大阪大学文学部長・金水敏教授の式辞が素晴らしかったので引用。 ここ数年間の文学部・文学研究科をめぐる社会の動向は人文学への風当たりが一段と厳しさを増した時期であったとみることが出来るでしょう。「税金を投入する国立大学で […]
2021年4月5日 / 最終更新日 : 2023年2月11日 webmaster 医者 何が普通の医療か? 子どもの頃いつも鼻水を垂らしていた。服の袖は鼻水を拭うためテカテカ。原因はアデノイド(鼻奥の部位)肥大だった(これが慢性の副鼻腔炎を招いていた)。小学3年生のときに八女市の耳鼻科医院で切除手術を受けた。以後鼻水が垂れ流し […]
2021年3月26日 / 最終更新日 : 2023年10月29日 webmaster 5者 正しい直感を導く美意識を鍛える 山口周「世界のエリートはなぜ『美意識』を鍛えるのか?」(光文社新書)の記述。 では「測定できないもの」や「必ずしも論理でシロクロ付かないもの」についてはどうやって判断すれば良いのか?そこにこそ「リーダーの美意識」が問われ […]
2021年3月22日 / 最終更新日 : 2024年1月14日 webmaster 芸者 高齢弁護士の嫌われる姿 tanukiinu先生が「弁護士引退日記」で老弁護士が嫌われる姿を紹介しています。 1「経営の苦労」。「ワシも若い頃は経営に苦労したよ、ワッハッハ」というアレです。私が弁護士になった頃、弁護士人口は約1万3000人でした […]
2021年3月17日 / 最終更新日 : 2023年10月29日 webmaster 易者 弁護士も春風駘蕩でありたい 「将棋世界」中平邦彦「棋士たちの真情・谷川浩司王位棋王」の記述。 「春風駘蕩」。最近の谷川は色紙にこれを書く。「棋士というのはよく負ける職業なのです」と谷川は話している。連敗もあれば重要な一戦で痛い逆転負けを喫することも […]