2021年8月2日 / 最終更新日 : 2024年10月14日 webmaster 役者 大人になるしか仕方ないじゃありませんか 2019年7月13日、サザンクス筑後で「ぱふぉーまんす集団センゲキ」による「こどもの一生」(@中島らも)を観劇しました。終了後、ロビーにおられた斎藤豊治先生(九州大谷短期大学)から、この芝居の脚本(中島らもさんの原作を少 […]
2021年7月28日 / 最終更新日 : 2023年10月29日 webmaster 学者 不透明な現代社会を理解するための補助線 中島岳志「血盟団事件」(文春文庫)の書評(FBへの投稿)。 素晴らしい著作だ。文献を丁寧に消化し事件関係者にも逢って裏を取り被告人の心象風景を見事に描き出している。三井の総帥・団琢磨は筑後地域を振興させた立役者だ。その […]
2021年7月23日 / 最終更新日 : 2023年10月29日 webmaster 医者 ご遺体を前にしたときの厳粛な思い 鳥集徹「医学部」(文春新書)に次の記述があります。 筆者も解剖実習の様子を取材し学生たちに話を聞いたことがある。彼らが口々に言うのは「解剖実習を体験して医師になる自覚が強くなった」「はじめて医学生らしい勉強をして人間とし […]
2021年7月19日 / 最終更新日 : 2023年10月29日 webmaster 5者 しょせん敗北する技術 精神科医中井久夫先生は評論家浅田彰氏との対談でこう述べています(文藝別冊「中井久夫・精神科医のことばと作法」河出書房新社)。 医学はしょせん敗北する技術ではあるけれども、一方でとりあえずの技術でもある。工学者は100年経 […]
2021年7月9日 / 最終更新日 : 2023年10月29日 webmaster 芸者 忘却の力(上書き保存の意義) 東山広久「プロカウンセラーの聞く技術」(創元社)に以下の記述。 「カウンセラーは人から秘密の話ばかり聞かされていて変になりませんか」とか「カウンセラーは自分たちの精神衛生をどのようにされているのですか」と良く聞かれます。 […]
2021年7月5日 / 最終更新日 : 2023年10月29日 webmaster 易者 強い男と弱い女? ロバート・キャンベルさんが「井上陽水英訳詞集」を発刊されました(講談社)。作品刊行を記念して行われたインタビュー(ブロゴス)での発言。 「とまどうペリカン」という曲はペリカンがライオンを追いかけている状況を歌ったものです […]
2021年6月28日 / 最終更新日 : 2023年10月29日 webmaster 役者 舞台上の友人関係 地方都市で法律業務をやっていると依頼者から「相手方弁護士との関係」について疑念を抱かれることがあります。仲が良いの?先輩後輩?出身大学?派閥の関係?「全く関係がありません」と答えていますが、強い疑念を持つ方々に対してはプ […]
2021年6月23日 / 最終更新日 : 2023年10月29日 webmaster 学者 理想と現実の複眼的思考 学生時代に密かに尊敬していたのが山本満教授。国際政治が専門で「日本の経済外交」なる著作を出版されていました(吉野作造賞受賞)。山本先生は外観もダンディで私は憧れていました。たしか3年生の時だったと記憶します。講義中で言及 […]
2021年6月18日 / 最終更新日 : 2024年9月20日 webmaster 医者 ネガティブ・ケイパビリティ 帚木蓬生医師は「ネガティブ・ケイパビリティ」(朝日新聞出版)で述べます。 こうしてみると身の上相談には解決法を見つけようにも見つからない、手のつけどころの無い悩みが多く含まれています。主治医の私としてはこの宙ぶらりんの状 […]
2021年6月14日 / 最終更新日 : 2023年10月29日 webmaster 5者 現役会員としての死?(生前葬の御案内) 数年前の私のFBへの書き込み。 昔、弁護士会のイメージは現在と全く違っていた。相互扶助を基調としている団体という側面があり、ビョーキの際には見舞いをしたし(見舞金があった記憶)結婚式では執行部が挨拶をすることもあった(祝 […]
2021年6月8日 / 最終更新日 : 2023年10月29日 webmaster 芸者 モテる・モテないを気にする 三浦展「非モテ!男性受難の時代」(文春新書)の記述。 「最近の学生は『モテる・モテない』をすごく気にするんですよ。」知り合いの大学教員がそう言った。いつの時代でも若者は異性にモテるかどうかを気にするものだ。だが最近の傾向 […]
2021年5月28日 / 最終更新日 : 2023年10月29日 webmaster 易者 生の短さを意識すること 蓮如は「浄土真宗の中興の祖」と評される名僧です。蓮如がいなければ親鸞は世間人に敷居の高い難解な思想家として沈黙の闇に消え去っていたことでしょう。しかし孤独だった親鸞の思想は弟子達によって細々と引き継がれ、蓮如により強大な […]