部会長退任挨拶
筑後部会長の職務が3月31日に終了しました。これにともない福岡県弁護士会月報(平成23年5月号)に掲載頂いた挨拶です。
長かった1年がようやく終わりました。県弁副会長に比べれば時間的にも精神的にも余裕があるのではないかと想像していましたが全くの間違いでした。私は部会長就任挨拶(月報平成22年4月号)において自分の役目は①スタッフが働きやすい良好な執務環境を確保すること②困り事が生じたときには良き相談相手となること③執行部を代表して挨拶をすることなどに絞られるのではと書いております。あまり深く考えることなく上記文章を書いたのですが、1年間の職務の中で上記3点がいかに大変なことかを痛感させられました。①部会が量的にも質的にも都市化しつつある中で職務に応じた部会の人的物的基盤を整備する重要性を痛感させられました。昔ながらの筑後部会の体制ではやっていけないところまで来ていたのです。②基盤整備にあたっては職員から職務の実情を聞き出し職員の要望を可能な限り酌み取っていくことの重要性を痛感させられました。兵頭会計幹事・宮崎庶務幹事・花田事務局長がよく対処してくれました。③私は人前で話しをすることが得意でなかったのですが部会を代表して挨拶をすることが避けられないため自分なりに一生懸命に言葉を紡ぎました。原稿を用意しつつ棒読みにならないよう気を配ったつもりです。聞き手にどう受け止められたのかは自分でも良く判りませんが組織を代表して話しをする意味を正面から問われたのは初めての経験だったので今となっては良い思い出です。自分としては健康に留意して職務に穴を開けないように注意しておりました。しかし1月初頭に体調を崩しました。情けない思いでした。しかし公的職務では他の執行部諸氏が良くサポートして下さいましたし、私的な業務でも若い先生方に仕事を分担して頂き何とか危機を乗り切ることが出来ました。いろんな人の支えがあってこそ公的責任は果たされるのだという事実を再認識させられた1年でした。昨年度の間に部会の人的物的な基盤整備はほぼ完了したように思いますので次年度執行部には内容的な部会活動の充実を期待しています。
* 公的職務から解放されたからか体調は急速に改善しつつあります。不定期ですが「歴史散歩」も少しづつ再開させようと思っています。