久留米版徒然草 Vol.52

芥川龍之介と美の世界

久留米市美術館にて「芥川龍之介と美の世界」展を拝見。
ほんの少しですがマップ作成のお手伝いをしたので感慨があります。

 芥川が「鼻」を漱石から激賞されて自信を持ち作家デビューしたことはよく知られている。漱石の友人である菅虎雄と芥川の間にも縁があり芥川は虎雄の次男忠雄の家庭教師をしていた。こういった人間関係を意識しながら展示物を拝見する。芥川は悲しい最期を遂げた。私は彼の「不安」を追体験することが出来ないけれど資料を拝見しながら何か感じるところはある。ショップで購入した書籍に載せられていた「歯車」「或阿呆の一生」を自宅で読みつつ感慨にふける。

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