久留米版徒然草 Vol.259
間違っていたことが証明される
岡部哲郎「病気を治せない医者・現代医学の正体に迫る」(光文社新書)の中で印象的な記述。
医学の教科書に書いてあることの半分は将来間違っていたことが証明される(パーウェル:ハーバード大医学部長の卒業式祝辞)
何処の領域でも「業界の常識」を信じすぎると時代の変化で化石化してしまう。といって多少は信頼しないと仕事ができない。だから「教科書に書いてあることの半分は将来間違っていたことが証明されるかも」くらいの距離感で常識と付き合うのが良いバランスなのだ。実際、医学に限らず、歴史学でも法律学でも、私らの時代の教科書に書いてあったことの多くは現在と違っている。