久留米版徒然草 Vol.327
有田の散歩
大きい駅の隣りに昔ながらの小さい駅が風情よく残っていることがしばしばある(北部九州だと東別府駅とか南久留米駅とか)。有田駅の隣りにある上有田駅も良い風情だ。

上有田駅は内山伝建地区に近い。陶器市の際は有田駅まで店がびっしり並ぶ。


陶山神社。磁器で作られた灯篭が美しい。直ぐ前をJR線路が横切るのも面白い。

磁器で作られた鳥居。さすが有田の総本社。
深川製磁本社。「宮内庁御用達」をキャッチフレーズに掲げる名門。展示されているのは高級品ばかりで庶民にはちょっと手が届かない逸品ぞろいだ。有田の高級磁器は江戸時代以降明治以後も外貨獲得に多大な貢献をした。幕末の佐賀藩が極めて豊かだったのは有田(伊万里)の磁器が大いに寄与している。経済的に明治維新を支えたのは有田の磁器かもしれない。

橋の欄干も見事な有田の磁器で飾られている。こういった大型の磁器は長崎を通じてヨーロッパにまで高値で売られ(200年以上に渡り)佐賀藩に莫大な富をもたらした。愛好者として名高いのはザクセン選帝侯アウグスト。彼が中国窯や有田をマネて作らせたのがマイセン窯である。

欄干を渡って歩道橋を超え「佐賀県立九州陶磁文化館」に。展示品も良いがそれ以上に有田磁器でできたトイレに感動した。写真を撮るのは憚れるので興味がある方は訪問して。


