折尾駅の面影
折尾駅は日本最初の立体交差駅。1891年筑豊鉄道(現JR筑豊線)折尾駅が完成。1895年九州鉄道(現JR鹿児島本線)と2社共同の折尾駅が建てられた。1階を筑豊鉄道・2階を九州鉄道が使用した。駅舎はこの仕組みを受け継いだが大規模な再開発事業が展開されており風情のある駅周辺の光景は無くなろうとしている。東口前にレンガ造りの堀川運河が今も美しい姿を見せる。遠賀川と洞海湾を結ぶ約12kmの人工河川(1621年着工・黒田家お家騒動により128年後に再開)。運河沿いの蕎麦店で焼酎の蕎麦湯割を飲みながら天麩羅蕎麦をいただいた。(以下はFB友と議論)
1 筑豊鉄道が1階で九州鉄道が2階。鹿児島本線よりも筑豊本線のほうが大事だった。初期鉄道においては筑豊で産出される石炭を若松港に運ぶことがとにかく大事だったんですね。
2 営業開始は九州鉄道(鹿児島本線)のほうが半年ほど早かったのに筑豊本線が地平を走っているのが興味深い。これは地形の関係と推察します(鹿児島本線の水巻側は山で、折尾川が谷のような位置関係にあった)。筑豊線各主要駅の構内の広さが往時の賑わいを彷彿とさせます。
3 もともと鹿児島本線と筑豊本線は貨物用の線路だけが繋がっていて折尾駅にはホームがありませんでした。貨物線を借用して、中間方面と小倉方面の直通列車を止めていました。今度の大改造でそれが解消されます。「立体交差」は日本初だそうですが、この歴史ある立体交差も、この大改造で使われなくなります(鹿児島本線と並行するかたちで若松線ホームが作られます)。
4 里が若松ですので子供の頃の記憶があります。折尾のホームで電車を待っていると線路下を蒸気機関車の煙が横切っていったのを覚えています。もう1つの想い出は『かしわめし』 ^^)
5 最近はここで乗り換えず戸畑まで行って渡船で若松入りするんですけど、折尾駅の工事進行の様子を見ながら変わっていく風景に少し寂しさを感じます。
6 戸畑は未だ渡船がありますか?いつ廃止されるかわからないから早めに乗りに行きますね。
7 昔の記憶と変わったのは、洞海湾の海水が凄く綺麗になったことですね。若松側には大正時代のビルなんかもありますので機会があればお立ち寄りください。
8 折尾乗換えJRで行ったことはあるのです。若松バンドに並んだ古い建物は壮観ですね。門司・下関とともに大陸との貿易が盛んだった頃の風情を良く残した素敵な処です。
9 若戸大橋の下にあった島の話など面白かったです ^^)
10 あそこは確か筑前六端城の1つがありましたね。
11 東口近くにある九州電気軌道折尾高架橋(レンガ造り)も見事ですね。ねじりまんぽと言われる特殊な工法を採用しています(京都のインクライン下と同じ)。
12 運河沿いに並んだ飲み屋街も使ってやらないと可愛そうですよ。良い感じです。
13 ああ…みなさまに先を越されて若松出身&鉄ヲタの私がコメントすべきことがなくなりました…💧しかし折尾駅の歴史的価値をご存じの方が意外に多くて嬉しくなりました。