久留米版徒然草 Vol.91

戒厳令の夜

八女市田崎廣助美術館にて「五木寛之年代記70’S」を拝見。「その年、4人のパブロが死んだ」という印象的なフレーズを軸に展開する「戒厳令の夜」が中心テーマ。スペイン内戦(30年台)とチリのクーデター(70年台)が重なる。wikiより引用:1973年5月、雑誌記者江間隆之は仕事で訪れた福岡市東中洲の酒場で、壁に掛かるジプシーの少女像を目にした。これは“彼”の絵ではないかと江間は強い疑念に囚われる。それはナチス占領時代のフランスで略奪され、大戦末期にUボートでドイツから日本へ輸送された物だった。激動の時代に翻弄され歴史の闇に消えた幻の天才画家パブロ・ロペスの作品とそれに魅入られた人々の数奇な流転の物語は、1973年9月11日アジェンデ政権下の南米チリで、アメリカCIAの策謀による軍事クーデター勃発の銃声で幕が下りる。

911の記憶・アジェンデの記憶

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