2025年4月2日 / 最終更新日 : 2025年4月2日 webmaster 中江兆民の問答形式 この著作が問答形式で書かれた理由は3つだ(@平田オリザ)。1兆民が演劇好きだった。2哲学は問答形式で成立した。3当時の日本語では対話形式でなければ政治を叙述出来なかった。 『会話』は親しい人同士の「おしゃべり」であり『対 […]
2025年3月29日 / 最終更新日 : 2025年3月29日 webmaster 生まれた時代の空気感 ミュージシャンとして初のノーベル文学賞を受賞したボブ・ディランのキャリア初期「Like a Rolling Stone」の歌詞をタイトルにした映画『A COMPLETE UNKNOWN』。 自分が生まれた時代(1962 […]
2025年3月26日 / 最終更新日 : 2025年3月24日 webmaster 神仏習合って何? 古川順弘「神と仏の明治維新」(洋泉社歴史新書)によれば神仏習合時代の安楽寺天満宮(太宰府天満宮)の御神体は道真自筆「法華経8巻」でした。道真が心血を注いで3年かけて書写したと伝えられていました。ところが神仏分離により当時 […]
2025年3月23日 / 最終更新日 : 2025年3月25日 webmaster 相手方から学ぶ 仏典でダイバダッタはシャカを疎ましく思い殺そうと企てた悪人として描かれます。しかし「法華経」(提婆達多品)においては、シャカが「自分が悟りを開くことが出来たのはダイバダッタがいてくれたおかげだ」と感謝する姿を描いています […]
2025年3月20日 / 最終更新日 : 2025年3月28日 webmaster 経験と習慣 國分功一郎「手段からの解放」(新潮新書)に以下の記述があります(207頁)。 ならば主体が再来するための手がかりはどこになるのか。ヒントのひとつはおそらく習慣(habit)にある。我々はしばしばまず主体があってそれが習慣 […]
2025年3月17日 / 最終更新日 : 2025年3月17日 webmaster カッコ悪い生き方 兼好法師は他人に「人間は40歳前に死ぬのが美しい」と言っておきながら(第7段)自分は70歳頃まで生き生き延びた人です。老年になって「他人の恋文の代筆までしていた」と伝わります。カッコ悪い生き方。批判する人もいるでしょう。 […]
2025年3月14日 / 最終更新日 : 2025年3月10日 webmaster お金はないけど時間はある JR八王子駅。学生時代(42年前)の思い出がある。新宿で飲み会があり中央線最終電車で帰るとき国分寺駅を寝過ごしてしまい気がついたら八王子だ。上りの電車はもうない。 仕方がないので甲州街道を夜通し歩いて帰った。お金はないけ […]
2025年3月11日 / 最終更新日 : 2025年3月11日 webmaster 春はあけぼの やうやう白くなりゆく山際、少し明かりて、紫だちたる雲の細くたなびきたる。 暖かくなって、朝の散歩が気持ちよい季節になってきましたね。
2025年3月8日 / 最終更新日 : 2025年3月8日 webmaster 車が主役の漫画 子どもの頃「サーキットの狼」に魅了された男が「ポルシェ911カレラRS’73早瀬左近タイプ」のフィギュア前を通り過ぎることは出来なかった。1台では淋しいので「マッハ555」を並べた。 昔は「車が主役の漫画」が […]
2025年3月5日 / 最終更新日 : 2025年3月1日 webmaster 長塚京三さんだからこそ 映画「敵」(監督脚本・吉田大八)を拝見。原作をかなり忠実に映像化されている。むしろ映画でなければ表現できない料理や女性たちとの距離感の映像化が見事。原作(1998)との時間差により、細かい点を現代風にアレンジしている。だ […]
2025年3月2日 / 最終更新日 : 2025年3月2日 webmaster 独居老人日常生活 筒井康隆「敵」(新潮文庫)。独居老人日常生活の細かな描写が「私小説的な湿気」や「人生論的な凡庸」を排除している。が、最後まで読むと「あまりにも細かすぎる描写」こそ「老人は初めから既に現実から離れていたのかも?」という印象 […]
2025年2月27日 / 最終更新日 : 2025年2月27日 webmaster つつじとツバキ 「久留米市世界つつじセンター」(山本町)と「久留米市世界のツバキ館」(草野町)。 久留米つつじは久留米藩の武士坂本元蔵が品種改良に成功したものです。 久留米は世界的に著名なツバキの産地で特に「正義」(まさよし)が有名です […]