2014年11月14日 / 最終更新日 : 2023年10月30日 webmaster 学者 法学部によるランキング低下? 茂木健一郎氏はブログにおいて次のように述べます(「東大法学部改革案」)。 東京大学は明治以降の日本近代化を担う「文明の配電盤」でした。その中でも法学部は官僚を輩出する、いわば「東大の中の東大」でした。ところがグローバル化 […]
2014年10月14日 / 最終更新日 : 2023年12月17日 webmaster 学者 後から判る「学ぶ意味」 相澤理氏は「東大のディープな日本史2」(中経出版)でこう述べます。 人は判らないもの未知なるものからしか学ぶことが出来ません。そして、それを学ぶことの<意味>も後になってから判るものです。そもそも学ぶ前から<意味>の判っ […]
2014年9月3日 / 最終更新日 : 2023年12月17日 webmaster 学者 権力社会・文化社会・法化社会 一橋大学の王雲海教授は如水会会報(2014・2月号)でこう述べます。 中国は「権力社会」で、秩序の創出と維持が主に社会の少数者である権力者だけによって行われ常に人手不足の問題に直面する。そのために国家・権力にとって大事な […]
2014年7月28日 / 最終更新日 : 2023年12月17日 webmaster 学者 弁護士の速度・依頼者の重力 大塚博司「重力とはなにか」(幻冬舎新書)に以下の記述があります。 GPS衛星には3万年に1秒程度しか狂わない原子時計が搭載されています。しかし、どんなに正確な時計でも相対論効果から逃れることは出来ません。(略)まず、特殊 […]
2014年6月18日 / 最終更新日 : 2022年10月3日 webmaster 学者 自らを正当化する知と差別意識 野家啓一「科学の解釈学」(ちくま学芸文庫)に次の記述があります。 <知>の新参者である「科学」が、それゆえにこそ「神学」や「哲学」を初めとする権威を備えた旧来の<知>から自己を峻別し「有用性と確実性」を宣伝することに […]
2014年5月16日 / 最終更新日 : 2022年10月30日 webmaster 学者 因果関係の立証とは何か 因果関係の立証とは何か?法律的にも科学的にも難しい問題です。この微妙な問題に関し最高裁は次のような判示をしたことがあります。 訴訟上の因果関係の立証は1点の疑義も許されない自然科学的証明ではなく、経験則に照らして全証拠を […]
2014年4月7日 / 最終更新日 : 2023年10月30日 webmaster 学者 自然法の最小限の内容 ブログ「とある法学徒の社会探訪」の記述。 「国家は様々な価値観に対して寛容であるべきである。」これは現在のほぼ一致した観念だと思われます。しかし、これが具体的な個人による論争の場面になると大きな問題を惹起します。簡単に言 […]
2014年3月3日 / 最終更新日 : 2024年2月19日 webmaster 学者 神は要請される ブログ「フィロソフィーガイド」の記述(カント「実践理性批判」の解説)。 ところで既に述べたように道徳に対応する幸福が可能となるのは、ただ悟性界=超感性的世界においてだけである。そして、この悟性界を作り上げている究極原因は […]
2014年1月27日 / 最終更新日 : 2022年10月30日 webmaster 学者 近代憲法の構成原理 ジョン・ロックは「統治二論」(1690年)でこう述べています。 もし人民が、その立法部の存続期間に制限を設け、個人又は集会のうちにあるこの至高の権力を単に一時的なものとした場合や、権威を持つ人々の失策によってその至高の […]
2013年12月18日 / 最終更新日 : 2023年10月30日 webmaster 学者 定義という論法 他人を説得するレトリックに「定義」があります。定義には次の2種類があります(香西秀信「議論の技を学ぶ論法集」明治図書)。①「記述的定義」語の慣用的用法。その語が普通どのように使われているか示す。辞書の中で用いられる定義が […]
2013年12月4日 / 最終更新日 : 2022年10月10日 webmaster 学者 弁護士のあるべき姿 「論語」は日本人の教養の基本として長年にわたり読み継がれてきた古典中の古典です。 1 子曰く、君子は矜なるも争わず、群すれど党せず。 教養人は誇りを持つが争わない・共同生活するが徒党は組まない。 2 子曰く、君子は諸を […]
2013年12月4日 / 最終更新日 : 2023年10月30日 webmaster 学者 ロースクールと書記官 ブログ「某職員の業界放談」の記述。 最近の一部生(法学部出身者)は結構な人数のロー出身者がいるらしい。中には司法試験に受かっているにもかかわらずウチに来るという、俺からすれば酔狂と言う他ない奴もいるようだw。だが訳の分ら […]