2022年1月28日 / 最終更新日 : 2022年10月12日 webmaster 学者 モラトリアムの時間 tanukiinu先生がブログで次のように書いておられます。 子供が大人に近づいたとき、まともな感性を持つ人間なら、その人生観に大きく欠落しているものがあると感ずる筈です。「それは何か?」と考え人生観を自分仕様に再構成 […]
2021年12月20日 / 最終更新日 : 2024年5月17日 webmaster 学者 調停制度の沿革 隣組は昭和15年9月11日に制度化。部落会町内会等整備要領は行政下請機関として町内会を整備し隣組を組織することを義務付けた。江戸時代の5人組が原型。連帯責任と相互監視を担う。防空演習・強制貯金・金属供出・必需品配給は隣組 […]
2021年11月17日 / 最終更新日 : 2023年2月3日 webmaster 学者 プロ棋士型・プロゴルファー型 羽生善治九段が神田眞人氏(金融庁参事官)との対談で次の問題意識を示しています(「ファイナンス」2017年3月号)。 神田 21歳までに初段・26歳までに四段になれないと奨励会が退会となる制度について羽生さんはどのようにお […]
2021年10月8日 / 最終更新日 : 2023年10月29日 webmaster 学者 知識と知恵の違い イギリスの詩人ウイリアム・クーパーは次のように語っています。 知識と知恵は、同じものでないどころか、しばしば何の関係も無い。知識は他人の思想が詰まった頭の中にあり、知恵は自らを注意深く見つめる心の中にある。知識は<自分は […]
2021年9月1日 / 最終更新日 : 2023年10月29日 webmaster 学者 「社会政策」の退潮 FB友人である土居浩之弁護士(仙台)保坂晃一弁護士(福岡)との対話。 A 奨学金問題・生活保護の問題・労働行政の問題など幅広い分野で「社会政策」の退潮が目立つような印象を私は受けておりますが、先生方はどうですか? B そ […]
2021年7月28日 / 最終更新日 : 2023年10月29日 webmaster 学者 不透明な現代社会を理解するための補助線 中島岳志「血盟団事件」(文春文庫)の書評(FBへの投稿)。 素晴らしい著作だ。文献を丁寧に消化し事件関係者にも逢って裏を取り被告人の心象風景を見事に描き出している。三井の総帥・団琢磨は筑後地域を振興させた立役者だ。その […]
2021年6月23日 / 最終更新日 : 2023年10月29日 webmaster 学者 理想と現実の複眼的思考 学生時代に密かに尊敬していたのが山本満教授。国際政治が専門で「日本の経済外交」なる著作を出版されていました(吉野作造賞受賞)。山本先生は外観もダンディで私は憧れていました。たしか3年生の時だったと記憶します。講義中で言及 […]
2021年5月19日 / 最終更新日 : 2023年10月29日 webmaster 学者 経済活動の成果を表現する会計言語を学ぼう 田中靖浩「会計の世界史」(日本経済新聞)は概ね以下の内容です。 第1 簿記と会計の誕生 1 15世紀イタリア(銀行革命)為替手形の利用・利息の許容・スンマの出版 2 15世紀イタリア(簿記革命)商人たちが複式簿記で自ら記 […]
2021年4月14日 / 最終更新日 : 2023年10月29日 webmaster 学者 文学部系で学んだことが役に立つ 大阪大学文学部長・金水敏教授の式辞が素晴らしかったので引用。 ここ数年間の文学部・文学研究科をめぐる社会の動向は人文学への風当たりが一段と厳しさを増した時期であったとみることが出来るでしょう。「税金を投入する国立大学で […]
2021年3月8日 / 最終更新日 : 2023年1月15日 webmaster 学者 所有的知性とレンタル的知性 統計数理研究所の樋口知之所長がネット上で次のように語られていました。 私が若い頃は図書館で論文を探しプログラムを自分で書いた。図書館のどの雑誌にこの情報はあるはずという構造化された考え方をしていた。今の世代は初めから検索 […]
2021年1月27日 / 最終更新日 : 2023年10月29日 webmaster 学者 知っていることと伝えること 「日本には優秀なサイエンスライターが不足している」と指摘されます。三井誠「ルポ・人は科学が苦手」(光文社新書)の記述。 そもそも研究者は科学のことはよく知っているけれど、情報の伝え方についての訓練を受けているわけではあり […]
2020年12月23日 / 最終更新日 : 2023年10月29日 webmaster 学者 とりあえず取りかかる・複数の仕事を並行する 「ジゴワットレポート」に以下の記述。 幾多のビジネス書にも書いてることだが「仕事ができない人」は「とりあえず取り掛かる」をしない。慎重を気取って、ゆっくり準備して、一発で完成形を目指そうとする。「自分にとっての完成は上司 […]