2007年8月21日 / 最終更新日 : 2023年10月30日 webmaster 易者 境界紛争に特有の怨念 境界確定事件は裁判官泣かせ。私は自分の前の弁論の席で裁判官が当事者双方に涙ぐましい説示を行っているのを目撃しています。境界確定事件は非訟事件であり、訴えが適法に成立すれば裁判所は棄却ができない・何らかの裁判を示さなければ […]
2007年8月2日 / 最終更新日 : 2023年10月30日 webmaster 易者 「銀河鉄道の夜」の宗教感覚 宮沢賢治は明治29年に花巻で出生。生家は浄土真宗の門徒であり、賢治は親鸞の和讃や蓮如の御文などを繰り返し聞かされて育ちました。「朝には紅顔ありて夕には白骨となれる身なり」という蓮如の言葉は成長してからも賢治の心に住み着い […]
2007年5月24日 / 最終更新日 : 2024年10月27日 webmaster 易者 神様と仲介業者とカルト資本主義 「スピリチュアリティ」への関心は1960年代から世界中で広まっていました。ベトナム反戦運動(アメリカ)・5月革命(フランス)・全共闘運動(日本)を頂点とする政治の季節の終焉により若者の関心は内的な世界へと向かいました。カ […]
2007年5月2日 / 最終更新日 : 2023年2月7日 webmaster 易者 敗者復活戦の意義 占い師の多くは平凡で退屈な小市民的生活から逸脱し波瀾万丈の人生を送っている方々です(露木まさひろ「占い師!」筑摩書房)。自身が「自分はどこで普通の人生から外れたのか?何の因果で自分はこうなったのか?」という「運」を強く意 […]
2007年3月29日 / 最終更新日 : 2023年2月7日 webmaster 易者 呪術的な内容証明郵便 太古の昔から易者(呪術者)は独特の内容と形式による呪いの言葉を使用してきました。古代において政治と占い呪術は不可分であり卑弥呼も鬼道の女王として君臨していたと考えられています。最近でも有名政治家と呪術者の深いつながりがス […]
2007年2月20日 / 最終更新日 : 2023年5月28日 webmaster 易者 保証人になってという呪い 昔、ある講演において聴衆に次のような問いかけをしました。 皆さん。誰かから保証人になってくれといわれた時、なる人は手を上げてください。誰もいませんか?保証人になっても何の得にもならないからね。じゃあね自分の子供の保証人 […]
2007年1月23日 / 最終更新日 : 2023年11月7日 webmaster 易者 呪いの言葉と法的論理 田口ランディ「根を持つこと・翼を持つこと」(晶文社)の記述。 呪いの特徴はまず「意味不明の反復」に始まる。呪いの言葉というのは明瞭ではおかしい。相手を縛るためにはまず不明瞭であることが重要なのだ。よって人は呪いをかけるた […]
2006年12月16日 / 最終更新日 : 2023年11月7日 webmaster 易者 尊敬性と被差別性 清少納言は「枕草子」で「見苦しきもの」として「法師陰陽師の紙冠りして祓したる」をあげます。「法師陰陽師」とは何でしょうか。繁田信一「陰陽師」(中公新書)によれば陰陽師には官人陰陽師(国家機関)と法師陰陽師(私度僧)があり […]
2006年11月21日 / 最終更新日 : 2023年11月7日 webmaster 易者 占いと法律相談 鈴木淳史「占いの力」(洋泉社新書)は占いの本質として次の点をあげています。 ① 占いは行き詰まった人間へのアドバイス機能がある。 ② 占いは不安な状況に対して自信をつけさせる。 ③ 占いは自分がどういう […]
2006年10月24日 / 最終更新日 : 2022年12月20日 webmaster 易者 呪術性という名の不合理性と向き合う 合理性の観点では説明のつかないものこそ易者の支えです。易者は暗闇の中に潜む呪術性を基礎とします。呪術は説明を嫌います。意味不明な言葉を繰り返すこと、あやしげな雰囲気に誘い込むこと、偶然を必然と思わせること・必然を偶然と思 […]