2007年9月6日 / 最終更新日 : 2023年10月30日 webmaster 役者 悪い尋問の例 山室惠氏は悪い尋問をこう整理しています(二弁フロンテイア)。 1 形式面 ① 聞きにくい尋問:声が小さい・早口すぎて聞き取れない・発音が不明瞭で聞きにくい ② テンポの悪い尋問:簡潔でない・間延びしている・間がない( […]
2007年7月6日 / 最終更新日 : 2024年5月31日 webmaster 役者 ゴフマン理論と役割演技 アーヴィン・ゴフマンは(アメリカ社会学会会長まで努めた)シカゴ学派の大物学者と評されています。ゴフマンの理論は「演劇論的アプローチ」と言われています。役割距離(規範的な役割と実際の遂行行為とのギャップ)や印象操作(相手方 […]
2007年6月1日 / 最終更新日 : 2023年10月30日 webmaster 役者 人生ドラマの批評家 修習生時代の友人に芸人さんの息子がいます。芸名は「マルセ太郎」。私はマルセさんの生の芸を一度だけ修習地・熊本で拝見しました。前半はパントマイム・後半はスクリーンのない映画館です。前者は氏が若い頃から磨き上げてきたものです […]
2007年4月30日 / 最終更新日 : 2023年10月18日 webmaster 役者 法廷における演出の仕方 「二弁フロンティア2004別冊」は「弁護士と裁判所の適切な協働関係の形成を目指して」なる特集を組みアンケートを実施。裁判官は弁護士の想像に対して強い拒否的反応を示しています。 1 準備書面の分量は多い方がよい?(裁判官は […]
2007年3月4日 / 最終更新日 : 2023年11月7日 webmaster 役者 小説(主張)と漫画(立証) 学生の頃、古本屋でアルバイトをしました。時給は安かったけれど本に囲まれて時間を過ごせる良い仕事です。勤務は午後1時から8時まで。最初の1・2時間は社会科学系の本を読みますが長くなってくると疲れて堅い本は読めなくなります。 […]
2007年2月15日 / 最終更新日 : 2022年10月12日 webmaster 役者 初心忘るべからず 「初心忘るべからず」という言葉は世阿弥が「花鏡」で述べているものです。土屋恵一郎氏は次の読み方を提示します。(「処世術は世阿弥に学べ」岩波アクテイブ新書)。 世阿弥にとっての「初心」とは新しい事態に対応するときの方法であ […]
2007年1月11日 / 最終更新日 : 2023年11月7日 webmaster 役者 光の存在としての弁護士会 大学生の頃、ベートーヴェン「第九交響曲」を唱う合唱団に参加しました。私は音楽活動の経験が無くドイツ語も知らなかったので最初は散々。9月から始まった練習ではしばしば惨めな思いをしましたが合唱指揮・清水先生の明るい指導に支え […]
2006年12月17日 / 最終更新日 : 2023年11月7日 webmaster 役者 花のある役者の存在意義 永六輔「役者その世界」(岩波現代文庫)は瀬戸内晴海の次の言葉を引用します。 本当の役者というのはねェせりふ廻しがうまいとか所作がいいというものじゃないんだよ。舞台にその役者が立つと、ぱっと舞台の灯がきらめきを増す。そして […]
2006年11月22日 / 最終更新日 : 2023年2月7日 webmaster 役者 孤独な作業が共同作業の中に組み込まれている 小説は書いた文字そのものが完成した作品です。しかしながら演劇や映画などにおける(文字が並んだだけの)「脚本」は完成品では全くありません。監督の指揮の下、脚本をもとにして役者がセリフを喋り、カメラマンが撮影し、照明・音声・ […]
2006年10月13日 / 最終更新日 : 2022年12月20日 webmaster 役者 シテとしての依頼者・ワキとしての弁護士 能のシテは面を着けて舞いをする舞台の主役です。これに対してワキは面も着けず地味な装束でシテの話を聞き出すだけの地味な存在です。ワキは多くの場合に「旅の僧」とされています。能の物語は多くの場合ワキがシテの話を聞き出すところ […]