2007年7月17日 / 最終更新日 : 2024年3月19日 webmaster 芸者 商品社会と人気風俗嬢ランキング ドイツの評論家ベンヤミンは「パサージュ論」でこう述べています。 売春の最強の魅力の1つは大都市があって初めて生じる。それは群衆の中で、そして群衆によって生まれる効果である。(略)ついでに言えば、金で買えると言うことそのも […]
2007年7月12日 / 最終更新日 : 2023年10月30日 webmaster 学者 他者の人生への想像力 もしも「小倉百人一首の中で印象的な歌を1つ挙げよ」と言われて次の歌をあげる人はあまり多くないのではないかと思います。 天の原 ふりさけみれば 春日なる 三笠の山に 出でし月かも(阿倍仲麻呂) 現代語訳:大空をはるかに見渡 […]
2007年7月6日 / 最終更新日 : 2024年5月31日 webmaster 役者 ゴフマン理論と役割演技 アーヴィン・ゴフマンは(アメリカ社会学会会長まで努めた)シカゴ学派の大物学者と評されています。ゴフマンの理論は「演劇論的アプローチ」と言われています。役割距離(規範的な役割と実際の遂行行為とのギャップ)や印象操作(相手方 […]
2007年7月1日 / 最終更新日 : 2023年5月16日 webmaster 5者 時間の経過による解決 私が神谷美恵子先生の名前を知ったのはフーコー「臨床医学の誕生」(みすず書房)の翻訳者としてです。先生は父の勤務地ジュネーブで学び、帰国後は津田塾大学で学ばれます。大学2年生の時にハンセン病の患者に接しショックを受けられま […]
2007年6月5日 / 最終更新日 : 2023年10月30日 webmaster 芸者 欲望の表明方法と和解リスク 山崎武也氏は「お金の使い方で判る大人の品格」(知的生き方文庫)でこう述べています。 親しくしている目上の人の尽力によって大きな経済的利益を手に入れた人がいる。どのようにお礼をしたらよいかに迷い、考えあぐねた結果、当の本人 […]
2007年6月1日 / 最終更新日 : 2023年10月30日 webmaster 役者 人生ドラマの批評家 修習生時代の友人に芸人さんの息子がいます。芸名は「マルセ太郎」。私はマルセさんの生の芸を一度だけ修習地・熊本で拝見しました。前半はパントマイム・後半はスクリーンのない映画館です。前者は氏が若い頃から磨き上げてきたものです […]
2007年5月29日 / 最終更新日 : 2023年2月7日 webmaster 医者 世間的思い込みとパターン認識 現代社会では「血液が酸素を運んでいる」事実は中学生でも知っていますが、これを発見したマイヤーの発想がどれほど凄いものであるか、あまり認識されていません。マイヤーが著書「血液ガス」を発表した1857年当時「液体が気体を運ん […]
2007年5月24日 / 最終更新日 : 2024年10月27日 webmaster 易者 神様と仲介業者とカルト資本主義 「スピリチュアリティ」への関心は1960年代から世界中で広まっていました。ベトナム反戦運動(アメリカ)・5月革命(フランス)・全共闘運動(日本)を頂点とする政治の季節の終焉により若者の関心は内的な世界へと向かいました。カ […]
2007年5月15日 / 最終更新日 : 2023年2月7日 webmaster 学者 今村仁司先生の思い出 私が学生時代に敬愛した哲学者は今村仁司先生です。大学3年生の時に今村先生が社会思想史特問という講座を一橋で受け持ってくださりました。講義終了後に追いかけ食堂前のベンチで30分程話し込みました。学者になりたい私はそのことを […]
2007年5月10日 / 最終更新日 : 2023年10月30日 webmaster 5者 研究と臨床の両立 「ブラックジャックによろしく」(佐藤秀峰・講談社)第3巻に印象的な場面があります。 これを見たまえ(何故臨床技術のない者が教授に?の記事)。マスコミなんてのはこんなもんだ。臨床能力のない者は医学部の教授になってはいけない […]
2007年5月2日 / 最終更新日 : 2023年2月7日 webmaster 易者 敗者復活戦の意義 占い師の多くは平凡で退屈な小市民的生活から逸脱し波瀾万丈の人生を送っている方々です(露木まさひろ「占い師!」筑摩書房)。自身が「自分はどこで普通の人生から外れたのか?何の因果で自分はこうなったのか?」という「運」を強く意 […]
2007年4月30日 / 最終更新日 : 2023年10月18日 webmaster 役者 法廷における演出の仕方 「二弁フロンティア2004別冊」は「弁護士と裁判所の適切な協働関係の形成を目指して」なる特集を組みアンケートを実施。裁判官は弁護士の想像に対して強い拒否的反応を示しています。 1 準備書面の分量は多い方がよい?(裁判官は […]