2009年5月19日 / 最終更新日 : 2023年6月4日 webmaster 易者 晴明神社宮司が語る占い言葉の意味 晴明神社は(従四位のまま死んだ)安倍晴明の没後2年して邸跡を一条天皇が神として祀ったものです(露木まさひろ「占い師」ちくま文庫275頁)。氏子により再建整備されたのは明治時代、人生相談に乗りだしたのは明治末年(近代第1次 […]
2009年5月15日 / 最終更新日 : 2023年10月18日 webmaster 医者 個人の問題か社会環境の問題か 岡田尊司「アベンジャー型犯罪」(文春新書)の記述。 今この日本で起きていることを捉えようとするとき、しばしば議論が混乱してしまいやすいのは個人の問題と社会の問題のどちらに焦点を当てるかによって問題の見え方が大きく違って […]
2009年5月7日 / 最終更新日 : 2023年10月30日 webmaster 芸者 人間の不合理な要素と愚行 坂崎重盛「秘めごと礼賛」(文春新書)の記述。 人は愚行を演じながら生きる。自分は愚行を犯さないという人がいるとしたら、その人は愚行を演じるほどのエネルギーもないか、かなり無自覚な人といってしまっていいだろう。 かような枕 […]
2009年5月1日 / 最終更新日 : 2023年10月30日 webmaster 役者 第三者としての冷静な目線 弁護士が依頼者と常に同じ目線でいるのならば、存在意義がありません。例えば顧問企業に対して顧客から「おたくの商品の欠陥のせいでケガをした」という苦情が寄せられたとします。かような場合、担当者によっては顧客にひたすら頭を下げ […]
2009年4月29日 / 最終更新日 : 2023年10月30日 webmaster 医者 アメリカと対比した日本の医療制度の長所 医師会が主催した上映会で映画「シッコ(Sicko)」(マイケル・ムーア監督)を拝見。アメリカ医療界の問題点を赤裸々に描いたものです。日本におけるキャッチコピーは「テロより怖い医療問題」です。例えば①事故で指を2本切断され […]
2009年4月21日 / 最終更新日 : 2023年10月18日 webmaster 5者 自分の悪を認識しつつ飼い慣らすこと 一休宗純は室町時代の名僧です。一休さんは足利義教の政所から「世法とは如何?」と問われたときこう答えたとの逸話が残っています(紀野一義「名僧列伝1」講談社学術文庫)。 世の中は 食うて糞して寝て起きて(?)さてその後は(そ […]
2009年4月17日 / 最終更新日 : 2023年10月30日 webmaster 芸者 弁護士は自由な商売か? 石橋文化会館で劇団ショーマンシップ「好色一代女」を観ました。 公家の娘として出生した女性が、ならぬ恋に落ち、それが発覚して公家社会から追放されます。行く当てのない彼女は島原遊郭に行き太夫となります。ここも追い出されて雨 […]
2009年4月8日 / 最終更新日 : 2023年10月30日 webmaster 易者 「対」科学としての易者の意義 五木寛之氏は「気の発見」(幻冬舎文庫)においてこう述べます(5頁)。 「気」というものの存在について私は余り真剣に考えたことがない。いまでもそうである。しかし、見えないから「気」は存在しないなどと考えたことは一度もなかっ […]
2009年4月4日 / 最終更新日 : 2023年10月30日 webmaster 役者 「目の動き」で判る? 映画「マルサの女」のモデル斉藤和子氏の講演を拝聴する機会に恵まれました(日本生命久留米支店開催)。要点は以下のとおり。 「目は口ほどにモノを言う」。勝負の場で真実か否かを見極めるのは「目の動き」である。人間は嘘をつくとき […]
2009年3月25日 / 最終更新日 : 2023年10月30日 webmaster 医者 ガンと認知症の社会学的意義 犯罪は当の犯罪者自身も意図していない有用な効果を社会にもたらします。皆が声をそろえて犯罪者を非難することによって社会は集結力を高めるのです。同様にガンは社会の敵としてラベリングされています(5者11)。しかしガンが完全に […]
2009年3月21日 / 最終更新日 : 2023年11月2日 webmaster 学者 入れ替わる「私」 福岡伸一先生は「生物と無生物のあいだ」(講談社現代新書)でこう述べます。 重窒素アミノ酸を与えると瞬く間にそれを含むタンパク質がネズミのあらゆる組織に現れるということは恐ろしく速い速度で多数のアミノ酸が一から紡ぎ合わ […]
2009年3月16日 / 最終更新日 : 2023年5月4日 webmaster 5者 シャーマニズムと感情転移 超自然的存在と交流して治療や祭儀などを行う呪術的職能者(シャーマン)を中心とする宗教形態「シャーマニズム」があります(「岩波小辞典・社会学」114頁)。東北のイタコや南西諸島のユタが有名です。神霊と交流を行うときのシャー […]