5者のコラム 「医者」Vol.15

良い医者とは(2)看護師の視点

 良い医者とは何か?という点につき看護師の視点を紹介します(永井明「医者が尊敬されなくなった理由」集英社文庫)。
・ 決断の早い先生ですね。
・ たとえ治療に失敗しても、その失敗をカバーできる力を持ったお医者さん。
・ 若くないほうがいい。見かけも大切。患者さんが信頼を寄せやすいから。
・ 明るく元気な先生。先生が暗いと患者さんも暗くなっちゃいます。
・ いざというときに患者さんのそばにいてくれるお医者さん。
・ どこか本筋からずれてしまったお医者さん。やっぱりおちこぼれとしか言いようがない不良患者がいるんでよ。そんな患者さんはおちこぼれ医者しか診れないと思いますよ。
・ その患者さんについて具体的なこと、たとえば顔色が良くなったねとか、少し太ったんじゃないかな、そんな程度でいいんです。その言葉が、お医者さんが患者さんを本当に見ていることの証拠になるんです。患者さんは敏感です。その一言でずいぶん安心するんです。
・ 名医ですか?えーと。私の趣味で言えば、いかにも医者医者した医者は嫌ですね。おしゃべりな医者も嫌です。患者が一言しゃべるとパパパッと十言も返してしまう人がいるんです。逆なんだと思うんですよね。医者の一言で患者が十も二十もしゃべれるほうが本当なんですね。
 医者(先生)を弁護士に、患者さんを依頼者に置き換えて読んでみてください。

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